光州無等競技場を訪れた宣銅烈監督=21日、光州(聯合ニュース)
光州無等競技場を訪れた宣銅烈監督=21日、光州(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】日本の中日ドラゴンズでも活躍した宣銅烈(ソン・ドンヨル)氏(48)は21日、韓国プロ野球の起亜タイガースの新監督に就任してから初めて本拠地の光州無等競技場を訪れ、選手団とあいさつした。
 宣氏は「胸がいっぱい」と話し、16年ぶりに同球団に戻った感想を明かした。選手には最後まであきらめない精神力を求めた。
 宣氏は「起亜は一人のチームではない。全員が一つのチームだと考えなければならない」と強調。その上で、「野球で一番好きな言葉が『送りバント』だ。自分が犠牲し、走者を進めることこそ良いことではないかと思う」と話した。また、「ベテラン選手がチームをまとめれば、後輩は自然についてくる」と述べ、ベテランに期待を寄せた。
 宣氏は1985年に起亜の前身のヘテタイガーズに入団。11年間で通算146勝(40敗)132セーブを挙げ、シーズンMVPにも3度輝いた。中日には1996年から4年間在籍し、10勝(4敗)98セーブを挙げた。
 1999年の引退後は母国で指導者の道を歩み、2005年からサムスンライオンズの監督を務めた。監督就任から2年連続で韓国シリーズを制覇するなど手腕を発揮したが、2010年オフに突如解任された。

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