「したいことはまだまだあるのに、もう不惑の年齢になりました。映画で『なぜもう40なの』というせりふがあるのですが、本当のわたしの気持ちがこもったせりふです」。中華圏で活発な活動を行う韓流スター、チャン・ソヒが10月20日、ソウル・CGV往十里(ワンシムニ)にて開かれた韓国映画「事物の秘密」(原題)の制作報告会でこう述べた。

ペク・チヨン の最新ニュースまとめ

 映画「事物の秘密」は、婚外情事についた論文を準備中の40歳社会学科教授、ヘジョン(チャン・ソヒ)が、研究補助学生として来た21歳のウサン(チョン・ソクウォン)と恋に落ちるラブストーリーだ。「マイキャプテン キム・デチュル」(2006)以降5年ぶりの映画出演となるチャン・ソヒは、「シナリオを30分で読んだ。歳の差のラブストーリーは多いが、その愛の過程が独特だった。女性として心に響くせりふが多かった」とし、映画出演に関する経緯を説明した。

 青少年観覧不可判定を受けた映画は過激なせりふや露出シーンがある。チャン・ソヒが露出するわけではないが、濃いキスシーンがある。彼女は「女優人生30年になるが、ディープキスは初めて」と話した。「(相手役の)ソクウォンに『わたしはいいが、ごめんね』と言いました。もし上手くできなかったら、恋人(ペク・チヨン)を想いなさいと。キスシーンは撮影序盤だったために、親しくもなっておらず、歳の差もあり、わたしも濃いキスシーンが初めてで…。ソクウォンが一生懸命に臨んでくれて、いいシーンが撮れました」

 チョン・ソクウォンはこれについて、「僕もディープキスは初めてでした。しかし先輩が意外に緊張しているのが感じられました」とし、「誰を考えながら、というよりも(キャラクター)に成り切っていました」と語った。彼は「先輩と共演できたことが光栄。恐いのでは、と心配もした。もちろん厳しいところはあるが、撮影中は演じやすくしてくださった」と伝えた。

 映画は来月17日公開となる。映画「ノッティングヒルの恋人」の編集作業に携わった経験のあるイ・ヨンミ監督の演出デビュー作だ。