金仲秀総裁(資料写真)=(聯合ニュース)
金仲秀総裁(資料写真)=(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は10日、東京で開催された日本の金融庁主催の国際コンファレンスで基調演説を行い、「アジア域内の金融統合を通じて新たな成長の転機を創出できる」との考えを示した。
 金総裁は演説で、金融の統合や自由化によって金融生産部門で先進国との差が解消されれば、実体経済部門の成長も促進されると説明した。
 アジア域内での金融統合の利点としては、▼国内金融の発展をけん引▼国内または国家間支援の効率的配分を通じた成長促進▼ミクロ次元での市場メカニズムを通じた金融安定強化などを挙げた。
 ただ、金融統合に伴うシステム的なリスクを適切に統制しなければ成長や金融発展は単なる虚像に過ぎないと指摘。安定的な通貨政策の運営、財政健全性の確保、マクロ健全性の監督強化などを積極的に推進すべきだと強調した。

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