韓国総選挙は野党に追い風？安哲秀氏が投票呼び掛け

【ソウル聯合ニュース】若者から絶大な支持を受け、次期大統領選候補にも名前が挙げられる元IT企業家の安哲秀（アン・チョルス）ソウル大学教授が9日、総選挙（国会議員選挙、4月11日投開票）の投票を呼び掛ける動画を公開した。今回の選挙では投票率が上がるほど、固定票を持つ与党・セヌリ党に不利になるとされている。このため、野党にとって強い追い風になりそうだ。
　安氏は動画サイト「ユーチューブ」に投稿した映像で「今回の選挙は競争と対立の時代から調和と均衡の時代へ移る大きな転換期」と投票を呼び掛けた。動画の中で、「投票率が70%を超えれば何をするか」と尋ねられると、「ミニスカートをはいて、歌やダンスをする」と約束した。
　与野党が第1党をめぐり、し烈な争いを展開している今回の総選挙。勝敗を左右する大きな要因として、投票率が挙げられている。投票率が50%台中盤なら与党有利、60%台なら野党有利と専門家らは分析している。
　昨年10月のソウル市長選では、安氏が支持した野党統一候補の朴元淳（パク・ウォンスン）現市長が若者や無党派層から多くの票を得た。