選挙は小選挙区246人と比例代表54人の国会議員を1人2票制で選ぶ。4年前の前回選挙より、小選挙区の定数が1増えた。有権者数は比例代表が4018万5119人、小選挙区が4018万1623人。有権者の割合は韓国の人口(3月現在)の約79%。前回選挙と比べ、比例代表ベースで238万9084人(6.3%)増加した。今回の選挙は在日など海外同胞も初めて比例代表で投票できるようになり、すでに海外公館での投票を済ませている。
総選挙の結果は、政局の行方や12月に実施される大統領選の行方を大きく左右する。与党が過半数を占める現在の「与大野小」が「野大与小」になる場合、政府与党の政策が見直される可能性が出てくる。また、大統領選の有力候補者とされる与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)非常対策委員長(総選挙選対委員長)の地位が揺らぎ、野党の大統領候補に追い風が吹くと予想される。
今回の総選挙ではセヌリ党、最大野党・民主統合党のいずれもが過半数の議席を獲得するのは困難とされる。直近の世論調査などによると、比例代表を含め130~140議席を獲得した党が第1党になると予想される。
民主統合党がセヌリ党を5~10議席上回る135~140議席を獲得するとの見方が多いが、セヌリ党の第1党を予想する声もある。混戦が予想される選挙区が多いため、12日未明まで結果が判明しない可能性もある。民主統合党が第1党になり、選挙協力を行っている統合進歩党などと合わせて過半数を超えれば、韓国の国会は12年ぶりに「野大与小」になる。
前回選挙では与党ハンナラ党(現セヌリ党)が153議席(比例22議席)、民主党(民主統合党の前身)が81議席(比例15議席)、自由先進党が18議席(比例4議席)、親朴連帯が14議席(比例8議席)、民主労働党が5議席(比例3議席)、創造韓国党が3議席(比例2議席)、無所属が25議席をそれぞれ獲得した。
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