中央選挙管理委員会の12日午前1時20分現在の集計によると、与党セヌリ党が比例代表を含め152議席を確保した。セヌリ党以外は、民主統合党が127議席、統合進歩党が13議席、自由先進党が5議席、その他無所属が3議席。
「政権審判論」を掲げる野党は、民主統合党と統合進歩党などが選挙協力を行った。これに対し、セヌリ党は朴槿恵(パク・クンヘ)党非常対策委員長が選挙の陣頭指揮をとり、支持を訴えた。
セヌリ党は首都圏で苦戦したが、江原道と忠清道で躍進。支持基盤の大邱や慶尚道などでも優勢だった。朴槿恵氏は12月に行われる大統領選挙の有力候補者として浮上することになりそうだ。
一方、第1党奪取に失敗した民主統合党は難しい政局運営を強いられそうだ。政府機関の民間人監視問題では李明博(イ・ミョンバク)政権を追及しているが、勢いがそがれると予想される。野党が一体となって進めている福祉拡大政策などについても支障が出そうだ。
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