「JYJ」ジュンス(聯合ニュース、イ・テムン記者)
「JYJ」ジュンス(聯合ニュース、イ・テムン記者)
4月28日の夕方、青い風船でいっぱいにあふれた東京・国立競技場で韓国の芸能人サッカーチームである水原ブルーウィングス「FC MEN」と日本の芸能人チーム「FC GEININ」の「東日本大震災復興支援チャリティーマッチ」が開かれ、4万人を超える観客が熱狂した。

ジュンス の最新ニュースまとめ

 東日本大震災1周年を迎え、用意されたこの日の試合に先立って人気男性グループ「JYJ」のメンバージュンスの双子の兄JUNO(ジュノ)とモンスターアイドルとして紹介された5人組イケメングループ「M.E.N」の特別ステージが行われ、会場のボルテージも最高潮に。

 選手入場に続いて両国の国歌斉唱、「FC MEN」の団長を務める「JYJ」ジュンスと監督を務める俳優ユン・サンヒョンが、被害が最も大きかった福島県・南相馬市の桜井市長に寄付金2000万円を寄付した。そしてジュンスは、日韓協力委員会の会長である中曽根元首相から東日本大震災支援に対する感謝状を受け取った。

 試合前、ジュンスは「このような意味深い席に一緒にいることができて嬉しい」とし、ユン・サンヒョンは「韓国チームの監督を務めて大変光栄であり、必ず勝利に導きたい」と覚悟を固めた。

 この日の試合は、前半28分に先制ゴールを奪われた「FC MEN」が攻勢を繰り広げ、相手チームのオウンゴールで同点になり、前半戦を終えた。後半戦に入ると、8分ごろの失点を16分にばん回するなど、一進一退の攻防を繰り広げ、観客の歓声は絶えなかった。

 圧倒的な体力で試合をリードした「FC MEN」は後半39分、シン・キヒョンの4つ目のゴールで4対3の勝利を予想したが、42分に1点を許し試合は再び同点に。

 引き分けに終わるかと思われた試合はロスタイム終了直前、俳優イ・ワンが左サイドのドリブルから得たフリーキックのチャンスを「JYJ」ジュンスが落ち着いて決め、5対4の劇的勝利を収めた。

 4万人の観客は、両チームの選手が繰り広げる緊迫したシーソーゲームに惜しみない拍手と歓声で応援。また、前後半戦を交代なく走り続けファンの声援に応えたジュンスは「相手チームが思ったより強くて緊張したが、勝つことができて嬉しい。チームメートに感謝する」と感想を伝えた。

 最後にこの日、名勝負を繰り広げたJUNO、イ・ワン、ソ・ジソクなど「FC MEN」の選手らは、競技場の隅々を回り声援を送ってくれた観客らにサッカーボールのプレゼントでお返しした。

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