【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、江原道の原州~平昌~江陵を結ぶ複線鉄道、原州~江陵電鉄の着工式に出席し、鉄道開通による効果に期待を示した。
 李大統領は着工式のあいさつで、最高時速250キロの高速鉄道が完成すれば首都圏と東海岸地域が直接つながることになり、江原道の観光レジャー産業に好影響を与えると述べた。特に長期的な観光誘発効果について期待を寄せた。
 また、原州~江陵電鉄は2018年に平昌で開催される冬季五輪の中核交通であり五輪を成功に導くためのインフラだとした上で、「選手や観光客は仁川国際空港から五輪競技場まで1時間半でアクセスできる」と説明した。
 原州~江陵電鉄は、2010年5月の平昌五輪誘致委員会で複線電鉄化事業の推進が決まった。2017年末の完工後は、ソウルから江陵までは約1時間10分(原州~江陵間は33分)でつながり、首都圏から東海岸地域へのアクセスが大幅に短縮されることになる。
 電鉄の総延長は120.3キロ。建設には総額3兆9410億ウォン(約2630億4500万円)が投じられる。

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