(C)Indiestory Inc.
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日本での劇場公開がスタートした韓国映画「短い記憶」の挿入歌が話題を呼んでいる。

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 「短い記憶」は、初恋、未婚の母、動物遺棄といったテーマを描き、静謐な映像と心に迫るストーリー、出演陣の繊細な演技、そして新鋭ミン・ヨングン監督の新人とは思えない的確な心情描写が高く評価された作品。主演女優が「韓国映画評論家協会賞」新人女優賞、「フランスアジア映画祭」の主演女優賞等を受賞し、作品自体も「ソウルインディペンデント映画祭」で最優秀作品賞など三冠を獲得、釜山国際映画祭「韓国映画の今日-ビジョン」部門監督賞、「アジア映画祭」審査員賞を受賞するなど、昨年の韓国映画界で注目を集めた。

 映画予告編後半の男性ボーカル曲「泣かないで」、および劇中で医者の社会人バンドが歌い、エンディング曲としても使われている「アンコール禁止」を歌うのは、現在韓国のインディーズバンドのなかでも感性を刺激する繊細で温かな音楽で若者の間で幅広い支持を受けている「ブロッコリーノマジョ(Broccoli, you too)」。

 2005年に結成後、「アンコール禁止」「普遍的な歌」「卒業」などが音楽ファンの間で大きく話題となり、2 年連続で「韓国大衆音楽賞最優秀モダンロック曲賞」を受賞した。メンバーは、ボーカル・ベースのトグォン、キーボードのチャンディ、ボーカル・ドラムのリュジ、ギターのヒャンギの4 人混声グループだ。

 早くから「ブロッコリーノマジョ」のファンであった映画「短い記憶」のミン・ヨングン監督は、彼らのアルバムを聴きながらシナリオを書き、シナリオの情緒に影響を与えたという。そして、シナリオを見たプロデューサーが実際にブロッコリーノマジョに連絡をし、映画で使用されることとなった。

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