【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は20日、米国が景気浮揚の追加措置を示したとしても、現在の経済状況を劇的に変える解決策にはならないと指摘した。韓銀本館で開催された懇談会で述べた。
 現地時間19日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気浮揚の追加措置が決まるとの期待が、米国内外の市場で広がっていることに対する発言。金総裁は、FOMCの決定には重要な示唆点があるが、米国も一つの特定政策だけで問題を解決しようとはしないとの見方を示した上で、「各国ができるのは、変化に後れを取らず、適切に対処すること」と強調した。
 一方、メキシコで19日に閉幕した20カ国・地域(G20)首脳会議について、「『持続可能な』という言葉が多く聞かれたことをみると、会議がうまくいったようだ」と言い、一例に欧州安定化メカニズム(ESM)設立に関する議論があったことを挙げた。
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