【ソウル聯合ニュース】サムスンSDIが太陽光発電インバーター大手の独KACOに家庭用・産業用の電力貯蔵装置(ESS)を供給し、研究・開発(R&D)でも協力する。
 同社は20日、先ごろドイツで開催された世界最大級の太陽光発電展示会「インターソーラーヨーロッパ2012」で、KACOと覚書(MOU)を結んだことを明らかにした。
 サムスンSDIはESSバッテリーモジュールなどをKACOに供給する。製品は家庭用の5.8キロワット(kW)級と産業用の100kW級以上で、年末から欧州市場で発売予定。同社はKACOに供給することで、市場攻略の足掛かりをつかむ。
 KACOはサムスンSDIのESSに電力制御装置(PCS)を組み合わせた完成品を製造し、製品競争力を強化することになる。
 ESS市場は年平均50%以上成長し続けている。特にリチウムイオンバッテリーを使ったESS市場は、2020年まで年平均150%以上の高成長が見込まれる。
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