韓国銀行の金融通貨委員会に出席した金仲秀総裁=12日、ソウル(聯合ニュース)
韓国銀行の金融通貨委員会に出席した金仲秀総裁=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は12日、政策金利を年3.25%から3.00%に引き下げたことについて、経済成長の下方リスクが高まっている状況を見越した決定だと説明した。金融通貨委員会後の記者会見で述べた。
 GDP(国内総生産)ギャップが当面マイナスを続けるとみられ、景気テコ入れに向けた措置が必要だったとの説明だ。マイナスのGDPギャップは、実質GDPが潜在GDPを下回り、景気減速が予想される状況を意味する。
 金総裁は「通貨政策は先手を打つことが大事だ。金利を引き上げるときは慎重にならざるを得ないが、引き下げるときは迅速に動くことが可能で、これはどの国でも同じだ」と述べた。
 また、0.25%の利下げにより、今年の成長率は0.02ポイント、来年は0.09ポイント上昇すると見込んだ。個人向け融資の95%が変動金利型のため、利払いの負担も軽減するとしている。金利が下がったことで、個人負債は0.5%ほど増えると予測した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0