ユン・ジョンファン（尹晶煥）は韓国のサッカー監督。現役時代のポジションはミッドフィールダー（MF）。1973年2月16日生まれのユン・ジョンファンは、東亜大学在学時（1994年）に韓国代表に初選出。1995年、現在の済州ユナイテッドFCの前身である油公コッキリに入団し、1年目から出場機会を得た。その後2000年、日本・セレッソ大阪に入団してJ1の優勝争いにも貢献。2002年に日韓で共同開催されたワールドカップでは韓国代表に選ばれた。2003年～2005年は、韓国でプレーしていたが、「もう一度、日本でサッカーがしたい」という本人の強い希望が叶って、2006年にサガン鳥栖へ。翌年、契約満了となり、日本でサッカー人生にピリオドを打った。
現役を退いた後も日本に残り、2008年にサガン鳥栖のテクニカルアドバイザーに就任。ここから、彼の指導者としての道がスタートする。ユースチームの指導の他、地域の子供たちを対象にしたサッカースクールやイベント活動にも積極的に取り組んだ。
2009年、同チームのトップチームコーチに就任後、チームからの厚い信頼と希望も後押しし、2011年1月には監督に就任。同年のシーズンにはJ2で2位となり、就任1年目でみごとJ1昇格を成し遂げた。
2014年8月8日、日本のマスコミは一斉に監督退任を報道。報道時、サガン鳥栖はJ1で1位にランクしており、チーム成績も好調の中での電撃退任に「前代未聞」の声が上がった。

2002年 体育勲章猛虎賞
2002年 ジャファンカップ体育大賞男性最優秀賞