韓半島
南北統一を目前にした韓半島を舞台にした映画。330万の観客を動員したが、ブロックバスター級150億ウォンの制作費の回収には至らず。
韓国映画「韓半島」のキャスト
韓国映画「韓半島」のあらすじ
韓国と北朝鮮が統一を約束し、その初めての象徴として朝鮮半島を結ぶ京義線鉄道完全開通式を推進する。しかし日本は、1907年の大韓帝国との条約を根拠に開通式を妨害し、韓半島に流入したすべての技術と資本を撤収するとして大韓民国政府を圧迫する。<br>「高宗の隠された国璽(皇帝が使用する印鑑)がある」という主張で史学界の異端児扱いを受けてきたチェ・ミンジェ(チョ・ジェヒョン)博士は、国璽を探し出せば日本の主張を拒否することができると確信する。彼の確信を信じるようになった大統領(アン・ソンギ)は、日本海への日本の自衛隊の出現などで非常戒厳令を公表すると同時に、国璽発掘真相究明委員会を構成し、チェ・ミンジェに最後の希望をかける。
韓国映画「韓半島」の見どころ
韓国映画『韓半島 -HANBANDO-』は、公開からわずか2週間で観客動員数330万人を記録した映画だ。内容が極端であり、あまりにも反日感情を高めるのではないかとの意見もあったが、公開時期がちょうどW杯と重なっていたということもあり、愛国心が後押しして関心がさらに高まった。<br>150億ウォンあまりの製作費が投入された『韓半島』は近未来と旧韓国を行き来しながらスペクタクルな構成、画面を見せてくれる。“分断”という韓国大作映画の共通素材を積極的に活かした点も注目どころだ。