指導法に反抗し、野球を辞めた元選手の“ノーマーク”（イ・ソンジェ）、音楽を愛しているのにまるで売れないロッカーの“タンタラ”（カン・ソンジン）、勉強を押し付ける父親に反抗し、画家を志望する“ペイント”（ユ・ジテ）、学生時代に頭が悪いと皆から馬鹿にされ教師からは体罰の対象だった“無鉄砲”（ユ・オソン）の4人は、ある日“ただなんとなく”ガソリンスタンドを襲撃する。<br>二度目の襲撃だったが、暴れるだけ暴れてお金もせしめた前回とは違い、今回はレジにつり銭しかなかった。腹を立てた4人は、ガソリンスタンド社長（パク・ヨンギュ）やアルバイトの高校生“乾パン”（チョン・ジュン）、“頑固者”（イ・ジョンホ）、カルチ（イ・ヨウォン）の4人を監禁する･･･。

韓国映画『アタック・ザ・ガスステーション！』は、主役・脇役合わせて32名のキャラクターが存在するユニークな映画だ。公開後には、実際に同様の事件が発生し、社会的にも話題となった。韓流ブーム以前の作品ではあったが、日本でも公開され注目された。出演は今や日本でも大人気の“韓流スター”となったイ・ソンジェやユ・ジテ、実力派俳優のユ・オソンらがコミカルな演技を披露している。