1980年5月の光州。光州に住むタクシー運転手のミヌ(キム・サンギョン)は、幼い時に両親と死別し、大切な弟ジヌ(イ・ジュンギ)と二人で暮しながら、ジヌだけをひたすら見守り平凡な日常を生きてきた。ジヌと同じ教会に通う看護師シネ(イ・ヨウォン)に思いを寄せ、少年のような求愛を繰広げる彼にとって、小さな日常の出来事さえも貴重だった。しかし、ある日突然、思いもよらない事件が起きる。無実の市民が、銃と剣で武装したデモ鎮圧軍の暴行に遭い、殺されていったのだ。目の前で友人や恋人、家族を失った彼らは、退役将校出身のフンス(アン・ソンギ)を中心に市民軍を結成、10日間の死闘を開始するが…。

韓国映画『光州5・18（原題：華麗なる休暇）』は100億ウォンの制作費が投入された大作。80年5月18日に光州市で発生した民主化運動“光州事件”リアルに描いている。イ・ジュンギのほか、キム・サンギョン、アン・ソンギ、イ・ヨウォンら演技派俳優が熱演。公開4日間で100万人以上を動員するなど、ヒットを記録。