「考えが現実を作る」という量子物理学的な信念を人生のモットーとする“遊興界の華佗”イ・チャヌ（パク・ヘス）がある日、有名芸能人が関連した薬物パーティー事件に気付く。
“違法なし！脱税なし！”が底辺から革新が起きると信じているチャヌは、これまで付き合ってきた犯罪情報課の係長パク・ギホン（キム・サンホ）にこの情報を流す。
単純な事件だと思っていた薬物パーティーが、芸能界はもちろん検察、政界まで関連した巨大な薬物スキャンダルであることを知ったチャヌは、生きるために巨大権力に立ち向かわなければならない状況になる。
チャヌは、パク係長をはじめ“黄金の人脈”を誇る業界クイーンのソン・ウニョン（ソ・イェジ）ら業界のエースたちと共にこの事件を暴くことにする…。

韓国映画「量子物理学」は、偶然気付いた薬物パーティーが芸能界、検察・政界まで関連した巨大スキャンダルだと知り、それを暴いていく様子を描いた作品。
モチーフにしたわけではないが、2019年に韓国芸能界を大きく揺るがした実際の事件に類似する部分があるなど、“韓国社会とのシンクロ率200％”を誇り、多くの観客を共感させた。