6ドル紙幣を握って逃げるように離れてきたユナ（シン・ジス）は人影が少ないガラス工場で工場マネジャーのキム班長の下、男性職員らと外国人移住労働者アラン（Gambhir）、新しく入ってきたウンジと共に生活する。
寂しく大変な時間を過ごすユナはアランとウンジと徐々に親しくなるが、彼らと共にするうちに母親とつらい記憶を思い出し混乱していく。
そんな中、アランが常に持っていたサラセンの剣により、想像だにしなかった事件が発生するのだが…。

韓国映画「サラセンの剣」は深い心の傷で外の世界から逃げてきたユナと、コリアドリームを夢見る出稼ぎ労働者アランの現実を希望的に描いたヒューマンドラマ。
女優シン・ジスの結婚・出産後初となる復帰作として、注目を浴びた。