牧師のソクホと妻のヒョヌは、教会で 3 人の子供たちと暮らしていた。夫妻にはもうひとりハンビョルという息子がいたが、池に落ちて溺れ死ぬという不慮の事故で亡くなっていた。そして、その哀しみから逃れるかのように、新たにイサクという少年を養子として迎え入れることにする。施設からイサクを連れて家に戻るが、3 人の子供たちは全く打ち解けなかった。イサクは病によって視力が低下しているのだが、時折誰かの姿が見えるとつぶやく。ソクホやヒョヌ、そして子供たちは何かに怯えるようにその方向に目を向けるが、そこには何も見えなかった―。

長男の死を悔やむヒョヌ役を『チェイサー』『奴隷の島、消えた人々』のパク・ヒョジュ、その夫ソクホ役を『新感染半島 ファイナル・ステージ』のキム・ミンジェが演じる。

アジア映画を紹介するヨーロッパ最大規模の映画祭、イタリアのウーディネ極東映画祭のコンペティション部門で上映。ASIAN MOVIE PULSEでは2022年のアジア発ホラー映画ベスト15に『呪詛』『呪餐 悪魔の奴隷』などと並びピックアップされた。