他人に対する配慮を基本的な礼儀と考えるジョンイン（オ・ダルス）は教授職を退任後、妻ヒョンスク（チャン・ヨンナム）と共に静かな町に新しいくつろぎの場を用意し幸せな老後を夢見る。

新居に引っ越した後、向かい側に住む医師のユクナムにあいさつをしようと訪れたジョンイン夫婦は、何度もすれ違ってユクナムに会えず、メモだけを残して帰る。

翌日の午後4時。ユクナムがジョンインの家にやってきて、夫婦はぎこちない時間を過ごす。ジョンイン夫婦は、彼の訪問を単にメモに対する義務的な回答だと考え、ハプニングだと思うことにする。

しかし、その後毎日午後4時になると、ユクナムがジョンインの家に訪ねてくる。ジョンインが対話を試みても、ユクナムは「そうですね」あるいは「いいえ」だけで答え、雰囲気はより一層硬直する。

午後4時ぴったりに訪れる「ユクナムの訪問」がジョンインとヒョンスクの平和な1日を次第に支配し、時間が経つにつれてジョンインは彼の訪問と高圧的な態度のため心理的圧迫を感じる…。

韓国映画「午後4時」は、小説「午後4時」が原作の映画。

湖畔に妻と共に老後のための家を準備した教授ジョンインを俳優オ・ダルス、
ジョンインの妻ヒョンスクを女優チャン・ヨンナム、
ジョンイン夫婦の自宅の向かい側に住む医師ユクナムを俳優キム・ホンパが演じる。