ボミン病院の院長、チョン博士はあたたかく思いやりのある人格者で、四人の美しい娘がいた。長女のへジョンは奥ゆかしく控えめな女性。下の三人の姉妹とは腹違いで、いつも継母からいじめられていた。次女のユジンは父の跡を継ぎ女医として働くプライドが高くて頑固な女性。三女のユミは打算的で、心を許せる恋人がいながら良家の子息の玉の輿に乗ろうとしていた。そして四女ユソンは生まれつき心臓が弱く、家族をしばしば心配させていた。そんななか海外留学を終えた青年ヨンフンが帰国する。祖母がチョン家で家政婦をしていた縁で、幼い頃に病弱の母とともにこの家に居候することになったヨンフンは、チョン博士を父のように慕い、四姉妹の兄のような存在でもあった。久しぶりにヨンフンと対面したユジンは幼い頃からずっとひた隠しにしてきたヨンフンへの気持ちが噴出し、彼に思いを打ち明けようとする。そしてまたヘジョンもまたヨンフンへの思いを募らせている自分の心に気付くのだった・・・。