サンはソンヨンとテスの助けで父に会えたが、何者かが食料を与えようとしたことに気づき激怒した英祖(ヨンジョ)は犯人捜しを命じ、テスが捕まる。ソンヨンに王の孫という真の身分を明かしたサンは、テスの逮捕を知るがなすすべがないと知りがく然とする。
そんなとき、サンは父から英祖に見せるよう命じられた絵を発見する。父とテスを救う希望を見出したサンは、宮中を抜け出して町を巡察中の英祖に会いに行くと決める。
やっと巡察先の英祖(ヨンジョ)に追いついたサンは、父の絵を見て誤解を解いてくれるよう懇願するが、英祖はサンを大逆罪で捕らえるよう命じる。ちょうどそのとき、宮殿から使者が…。
ソンヨンとテスはサンの逃亡を助けた罪で宮中から追い出される。謹慎中のサンは宮殿に戻れとの命令を受け、父のためにも生き延びて王になると決意。宮殿への道中、サンを待っていたソンヨンとテスは「必ず宮中に戻ってサンを守る」と約束する。
英祖(ヨンジョ)は、国王として最も大切な「民を慈しむ心」を行動で示したサンを、世継ぎとして認め教育し始める。だがある日、サンの元の住まいである世孫(セソン)宮から大量の武器が見つかる。亡くなったサンの父、思悼世子(サドセジャ)が謀反を企てていた確かな証拠とされ、仕えていたもの全員が厳しい尋問を受け、サンにも共謀の疑いがかかる。
どこか釈然としないものを感じる英祖は、信頼する臣下に極秘調査を命じる。
9年後のある夜、行方不明のソンヨンとテスの夢を見て目を覚ましたサンは、侵入した刺客の気配を察知。刺客は誰の差し金か自白する前に自害する。すぐに兵士が集まり、英祖(ヨンジョ)もやってくるが、刺客の死体がこつ然と消える。宮中にはサンが乱心で幻を見たというウワサが広まる。
一方、サンを救ったために命を狙われ都から逃亡したソンヨン、テス、テスのおじのパク・タルホの3人は、1年前に秘かに都に戻り暮らしていた。
英祖(ヨンジョ)はサンの汚名返上の機会として清国使節団との会見をサンに一任。サンは自害した刺客の毒から黒幕を突き止めようとしていたが、核心に迫った内官が死体で見つかる。残された暗号は、使節団との会見にワナが潜んでいることを伝えていた。
図画署(トファソ)に来たサンとすれ違いで会えなかったソンヨン。サンが出した画題で絵を描いているのを見つかり、画材の窃盗を疑われ納屋に閉じ込められてしまう。
清国への貢ぎ物の白布を盗まれたサンは、急きょ大使をもてなす宴(うたげ)を先に行う。図画署(トファソ)の署長が絵を描くことになり、茶母(タモ)のソンヨンが助手を務めるが、サンは目の前の茶母が探している友と気づかない。ソンヨンが大使の夜の相手にされそうになるのをサンと署長が止め、不服の大使はソンヨンに絵の才能があるのを証明しろと迫る。
一方、サンへの妨害とも知らずに白布の窃盗に加担していたテスは…。
ソンヨンの妙案で無事に清国へ白布を贈ったサンは、宴(うたげ)で会った茶母(タモ)がソンヨンだったと知る。すぐに内官ナム・サチョを彼女の家に向わせるが不在。しかしソンヨンがテスとテスのおじと暮らしていると聞き、直接3人に会いにいくことにする。
白布を盗んだごろつきたちは、サンの失脚を狙う朝廷の一派から足がつかぬように都を離れろと指示されていた。だがその前にテスに仕返しをしようとソンヨンを誘拐する。
サンを陥れようと暗躍する一派の黒幕は貞純(チョンスン)王妃だった…。サンは誘拐されたソンヨンを救うため、英祖(ヨンジョ)に無断で兵を動かし罪人たちを捕まえるが、数人がソンヨンを連れ逃亡。朝廷中の非難のなか、サンは背後の重臣たちを暴くとし英祖から捜査の全権を得るが、罪人たちが消えてしまう。偽造されたサンの通達で護送中だった。だが通達の玉印までも本物そっくりで、サンの偽造の訴えに疑いの目が向けられる。
無事救出されたソンヨンは早朝から図画署(トファソ)へ。ひとりで働いていると、知らせを聞いたサンが現れ2人は再会を喜ぶ。一方、サンはまだ通達の偽造を証明できずに窮地に立っていた。
テスは武官の試験勉強のために先輩たちが開く教室へ。書物がさっぱりのテスは、指導者のひとりホン・グギョンに助言を求める。サンは味方だったチェ・ジェゴンが護衛部隊長として復帰し喜ぶが、護衛官たちはやる気のないものばかりだった。