真昼のソウル、白昼堂々と起きた数十億ウォンにも及ぶ現金輸送車強盗事件。さらに済州島空港で密輸された金塊600kgが捜査中の刑事たちの前で煙のように消えた。
この事件の犯人はペク・ソンチャンと名乗り完全犯罪を成功させた。その時名乗った名前は、高い検挙率を誇る伝説の刑事の名前だった。ペク刑事(ハン・ソッキュ)は辞職を考えていた時に、自分の名が犯人に語られたため、辞職は一端保留し捜査に乗り出す。現金輸送車、密輸金塊この2つに絡む人物は、財閥の総裁であるキム・ヒョンテ(ソン・ヨンチャン)という財政界のフィクサーだった。
天才的犯罪者アン・ヒョンミン(チャ・スンウォン)が名指しで事件に巻き込んだペク刑事、ペク刑事と長年の因縁の相手キム・ヒョンテの3人の思惑が絡み合う。決着のつかない息の詰まる攻防戦の中、徐々に追いつめられるアン・ヒョンミンは、ペク刑事の前に実を晒し、自分の命を含めた思いがけない提案を持ちかける。果たしてこれはチャンスなのか?罠なのか?