20日深夜放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、タレントの伊集院光が、『笑点』(日本テレビ系)の新メンバーになった春風亭一之輔の心境を若干理解できた瞬間について話した。

伊集院は今週に放送された、ニッポン放送のオールナイトニッポン55周年記念で、33年ぶりに『伊集院光のオールナイトニッポン』を担当した。その際、伊集院は、タモリ、松山千春、松任谷由実、明石家さんま、ウッチャンナンチャンら続々と豪華パーソナリティが決まるなか、最後まで名前を伏せられていた。

先週、伊集院は新笑点メンバーに決まった一之輔に関して「かん口令が敷かれて大変だっただろう」と話していたが、一之輔に決まる前に笑点メンバーに有力視されていた、女性真打の蝶花楼桃花の話を始めた際にトーンダウンしたと明かし、その理由を「ちっちゃい規模で俺もそうだってことに気づいて(笑)」と自身もオールナイトニッポン55周年記念特番でかん口令が敷かれていたことについて語った。

伊集院は「誰にも言えない状況の中、ネットはもう『とんねるずとビートたけしの二択だ!』ってなってんですよ(笑)。その~違いますけど‥みたいな」と残り1枠のゲスト予想でビックネームの候補があがって困っていたと明かした。

そのときの心境を伊集院は「もう嘘のツイートで、『フライングで言うけど、俺、笑点やるから』って書こうとしてた俺だけど、いざ当事者になっちゃうと、これ誰にも言えないまま、どんどんみんなが『たけしさんだ、たけしさんだ』ってなってって」とボケる余裕もなかったと説明する。

さらにネットでは、自身が読んでも信ぴょう性があると思ってしまった説もあったそうで伊集院は「松村(邦洋)くん入ってなかったじゃん? 松村くんが入ってなくて、たけしさんの名前が出てこないから、多分、たけしさんと松村くん(モノマネ)でダブルたけしみたいなものを。例えば、たけしさんがやっぱりこう年齢もいってるし疲れてるから。スタミナがないところを、松ちゃんがやるみたいなのも、書いてあんだよ、ネットに。で、今聞いても『なるほど!』と。思わない?」と解説し笑いを誘った。

どんどんネットの期待値は大きくなっていったが、本当のことを言えない状況に伊集院は「たけしさんかな~、とんねるずかな~。『俺なんだけど…』みたいな。今更(笑)。どんどんみんなの夢が広がっちゃってる中。一之輔さんの心情をイジってる場合じゃないのよ」と回想したのだった。