元国税職員で芸人のさんきゅう倉田が10日、自身のツイッターで東京大学に合格したことを報告した。
倉田は本名の「倉田健一様」と書かれ、「文科二類教養学部」の合格通知画面を公開。《1月に共通テストを受け、2月25日26日に東京大学を受験しました》と書き出し、《先程、合格発表があって、合格しました》と報告。《今はただ、喜びを噛みしめています。重畳だ。がんばって、よかった》と心境をつづった。
横浜市出身の倉田は、日本大学理工学部建築学科卒業後、2007年の国税専門官試験を受けて合格し、2008年に国税庁職員として東京国税局に入局。100社以上の中小法人、同族法人の税務調査などを行い2年1カ月後、東京国税局を退職し、2010年にNSC東京校に入学した。同期にはニューヨーク、おかずクラブ、横澤夏子らがいる。
芸人としてはコツコツ活動しつつ、大学時代にボクシングの経験があり、神奈川県内にある道場でキックボクシングとテコンドーのコーチをしていた時期もあった。また、2019年10月、日本ソムリエ協会が認定するワインエキスパートに合格。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。
テレビ番組への出演などをこなしつつ、著書「元国税局芸人が教える 読めば必ず得する税金の話」(総合法令出版刊)、「笑う数学」(KADOKAWA刊)などの著書を発売している。
「38歳にしての東大合格はかなりの快挙。おそらく、今後、社会人のための受験本など、受験ビジネス業界からのオファーが殺到しそう。さらに、現役東大生芸人としてこれまでとは比べものにならないぐらいの本業でのオファーがありそうだ。元国税局職員、芸人、東大生の〝三刀流〟で一気に売れっ子になるのでは」(芸能記者)
コツコツ勉強して東大に合格したことで仕事運もアップしそうだ。
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