映画「静かなるドン」(前編5月12日、後編同19日公開)の完成報告会が19日に都内で行われ、主演を務める俳優の伊藤健太郎、ヒロイン役の女優の筧美和子、出演・総合プロデューサーも務める俳優の本宮泰風が出席したことを、各メディアが報じた。
全108巻、累計発行部数4500万部以上の人気コミック「静かなるドン」を令和の時代に合わせて映画化。
昼は草食系男子のサラリーマン、夜は暴力団・新鮮組の総長という二つの顔を持つ主人公・近藤静也(伊藤)が、二足のわらじを履きながら悪戦苦闘していく姿を描く。
伊藤は「令和ならではの内容だったり、令和の良さもありますが、根底にある部分は変わっていません。元々の原作ファンにも、ちびっ子から大人まで楽しめるような、笑えたり泣けたりする、エンターテインメント作品です」とアピール。
本宮といえば、主演・総合プロデュースをつとめる任侠エンターテインメント作品「日本統一」のドラマ版が地上波にも進出するなど人気シリーズとなっている。
伊藤は本宮からさまざまなVシネの作法を教わったそうで、「任侠ものを演じる豆知識や知恵をすごく教えていただきました」と感謝。
一方、本宮は「役どころでは静也の教育係のような役なんですが、プライベートでは伊藤健太郎の教育係をしようと思います」と伊藤を苦笑させつつ、役者としてのセンスを絶賛した。
「不起訴になったものの、2020年10月に起こした自動車事故でどん底まで落ちた伊藤。以前はテレビの仕事や大手配給会社の映画を中心にこなしていたが、今は仕事を選んでいる場合ではない。Vシネマ業界はなかなか若いスターが出てこないが、伊藤が『日本統一』に出演すれば新たなファン層を獲得できる。本宮は今回の初共演を通じて、伊藤を後継者に育成していくのでは」(芸能記者)
かつて香川照之、中山秀征が演じた近藤静也役を伊藤がどう演じているのかが注目される。
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