5月1日、日本武道館にて『TOKYO FM LIVE INCLUSION 2023』が開催されINI、Creepy Nuts、GENERATIONS、yamaが出演し、来場者は満員の8000人を記録した。

■『TOKYO FM LIVE INCLUSION』とは
TOKYO FMが今回新たに立ち上げるライブイベントで、“多様性などを受け入れていく”、“多様な価値観を持った人同士で一体感を持って楽しむ”というコンセプトでスタート。
初回となる2023年の出演は、TOKYO FM/JFN『From INI』が放送中のINI、R-指定とDJ松永の2人によるヒップホップ・ユニットCreepy Nuts、メンバーの小森隼がTOKYO FM/JFN『SCHOOL OF LOCK!』でパーソナリティをつとめている、7人組ダンス&ボーカルグループGENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)、SNSを中心にネット上で注目を集める新世代シンガーyamaの4組。

1、【yama ライブ:「今日、実は初めて武道館に立つんですけれども…」】
ライトアップとともに自身の人気曲「春を告げる」「色彩」の2曲でライブの開幕を飾った。
「今日、実は初めて武道館に立つんですけれども…」と、喜びと緊張を交えながら語り、「今日はINIさんGENERATIONSさん、Creepy Nutsさんと色が違ったアーティストさんだと思うので、存分に楽しんでいただければと思います。」と、会場のファンに向けコメント。
その後、yamaさん自身が「星を追い求めるような歌詞」と語る「光の夜」を披露。
続けて、「これまでにないくらい力強い曲」と語る、5月10日(水)にリリース予定の新曲「slash」をライブ初披露。
最後に、こちらもライブ初披露となる「ストロボ」を披露。
自身初となった武道館ライブを、ファン待望の新曲2曲で締めくくった。

〈セットリスト〉
M1 春を告げる
M2 色彩
M3 光の夜
M4 slash
M5 ストロボ

2、【INI ライブ:松田迅「今日はゴールデンウィークではなく、プラチナウィークにしましょう!」】
赤と黒を基調とした衣装に身を包んだINIが登場。
登場するやいなや、詰めかけたファンの大歓声で会場のボルテージは一気に最高潮に。
冒頭、人気曲「Rocketeer」「BOMBARDA 」「SPECTRA 」を続けて披露。
ファンに掛け声を求め、会場と一体となったパフォーマンスを展開した。
3曲を終えると、各メンバーが会場のファンに向けて挨拶。
リーダーの木村柾哉さんが「今日はMINI(INIのファンネーム)の皆さんも他のアーティストのファンの方たちも楽しんでもらえたら嬉しいです!」と、会場に挨拶すると、ファンも声援で応えた。
続けて、メンバーの松田迅さんが、「今日はゴールデンウィークではなく、プラチナウィークにしましょう!」とコメントすると、これには思わずメンバーからも、「上手いこと言いますね!」と声が上がった。
その後、「Do What You Like 」「We Are」の2曲を披露。「We Are」では、会場の客席に近づいてパフォーマンスするなど、ファンとの交流を楽しんだ。
その後のトークでは、毎週金曜25:00~27:00に放送中のINIがパーソナリティを務めるTOKYOFMの番組「From INI」についてトークを展開。
番組内の松田迅による人気企画「MJパリピ王国」について話題になると、メンバーの西洸人からは、「今日はワンマンライブじゃないから!」とツッコミが入った。
その後、メンバーの藤牧京介は、武道館が1月に行ったツアーの最終公演の地であることに触れ、「またこうしてステージに来てライブをすることができてすごく嬉しく思います」と、喜びを噛み締めた。
続けて、INIのアリーナツアーの中でも、武道館でしか披露していないという「Runaway」を披露。
最後は、「一つになりましょう!」の掛け声とともに、グループを代表する1曲である「HERO」を披露。
INIと観客が共にタオルを回し、会場とともに盛り上がり、ステージの最後を飾った。

〈セットリスト〉
M1 Rocketeer
M2 BOMBARDA
M3 SPECTRA
M4 Do What You Like
M5 We Are
M6 Runaway
M7 HERO

3、【GENERATIONS ライブ 数原龍友さんがINIに熱いエール 「日本の音楽シーンをボーイズグループで一緒に盛り上げていけたら」】
INIの興奮も冷めやらぬまま、メンバーの小森隼さんがTOKYO FMの人気番組『SCHOOL OF LOCK!』でパーソナリティをつとめているGENERATIONSが登場。
冒頭は「Make Me Better」「チカラノカギリ」の2曲でスタート。
続けて、メンバーの数原龍友さんの「まだまだ盛り上がっていきましょう武道館!」の声とともに、「BIG CITY RODEO」へ。
曲の終盤では、各メンバーによるソロダンスパートで、それぞれがキレのあるダンスを披露。
「Sing it Loud」「One in a Million -奇跡の夜に-」新曲「ワンダーラスト」を披露し、会場と一体となって盛り上がりました。

そして最後の1曲「AGEHA」では、INIから髙塚大夢、後藤威尊、池﨑理人が登場すると、会場のボルテージは一気に最高潮に。
ステージに上がっている全員でAGEHAの特徴的なパフォーマンスを披露。

歌唱終了後、INIのメンバーに感想を求めると、池﨑さんは「まさか僕たちのオーディション番組でやらせて頂いた曲を、本家の皆様と出来ることを、めちゃくちゃ感激でございます」
髙塚さんからは「めちゃくちゃ最高でした!すごい色んな気持ちがこみ上げてきました。光栄でした、ありがとうございます!」
後藤さんは「激アツのお兄ちゃんたちと激アツのパフォーマンスをできて楽しかったですし、皆さんも楽しかったですよねー!」

すると、ボーカルの数原さんから、「オーディションで歌ってくれているのを実は僕たちも知っていました。まさかステージで一緒にできるなんて思ってなかったので、嬉しい限りでございます。日本の音楽シーンをボーイズグループで一緒に盛り上げていけたらと思うので、また機会があったらよろしくお願いいたします!」と熱いエールを贈り、ステージは幕を閉じました。
去り際には白濱亜嵐さんが池崎さんや高塚さんとハグを交わすなど、絆を感じさせるステージでした。


〈セットリスト〉
M1 Make Me Better
M2 チカラノカギリ
M3 BIG CITY RODEO
M4 Sing it Loud
M5 One in a Million -奇跡の夜に-
M6 ワンダーラスト
M7 NOW or NEVER
M8 AGEHA

4、【Creepy Nuts 出演アーティスト名で韻を踏み、会場を一気に盛り上げる】トリを飾るのはCreepy Nutsの二人。

「TOKYO FM LIVE INCLUSION 2023、このイベントのコンセプトを知っていますか? 多様な価値観を持っている人が一堂に集まり、一体感になって楽しむ。一体感、それはつまりジャンルも超えて、世代、”GENERATIONS”も超えていく。ここに集まったステージの上に立っているのは俺と松永だけじゃない、あなたたちもそこで盛り上がることで、ステージの上の俺たちもぶち上げる、鏡のような存在なんですよ。あなたと私じゃない。私と私 ”I aNd I”の関係。最後の出番なので、本日の”yama”場を作ってもいいでしょうか?」
と、出て来ていきなり、これまでパフォーマンスを披露した人たちの名前で韻を踏みながら、会場に投げかけました。
すると、観客に手を挙げるよう呼びかけ、「数え唄」を披露。
Creepy Nutsと観客全員で指折り数え、1曲目から観客の心をつかみ、会場の熱を一気に盛り上げると、勢いのままに「よふかしの歌」へ。
コール&レスポンスが盛んに行われ、声出しが解禁されたライブシーンを象徴する、ステージと観客が一体となった瞬間になりました。

その後、「堕天」ではDJ松永の世界一を獲ったプレイを存分に披露。
「俺らのライブでは、見たことが無い量のサイリウムの数があります。」とR-指定がコメント。
DJ松永は「昨日仙台でフェスに行ったときは「おい!おい!」と男らしい声が響いていました。
今日は黄色い声援があってまさに水風呂とサウナの感じです。これが外気浴か~」と前日のライブを思いながらコメント。

「武道館の中で満員でこれだけ大声で騒げるという状況も、かなり久しぶりなわけですよ。この状況を手に入れ、この素晴らしいイベントにこぎ着け、皆で声を出して一体感を出せるようになったという、このお客さんたちの色々我慢して積み重ねてきたもの、アーティストたちが積み重ねてきたもの、イベントが今から築き上げようとしているもの、しかもこのイベントまだこれが1回目、こっから来年、再来年と続いていく訳ですよ。俺たちも、このイベントも全員まだまだ”のびしろ”しかないでしょ。」とR-指定が観客へ投げかけ、「のびしろ」がスタート。
続けて、「かつて天才だった俺たちへ」披露したのちに、会場が暗くなり、一瞬静まると「松永さーん」と黄色い声援や「アール!」と野太い野次が。
その声を受けたR-指定は、感慨深そうに「野次を浴びれない何年間かをライブしてきた私達にとっては野次って嬉しいんですよ。ですので、ありがとうございます!」
最後に披露した曲は、一番得意な武器を見てほしいと言って紹介した「生業」を披露して、終了。
会場からは二人が退場後も鳴り止まない拍手がお二人に贈られました。

〈セットリスト〉
M1 数え唄
M2 よふかしのうた
M3 堕天
M4 のびしろ
M5 かつて天才だった俺たちへ
M6 生業

【エンディングパート】
TOKYO FMで『From INI』を担当しているINIの高塚さんと『SCHOOL OF LOCK!』のこもり校長の2人でMCを担当。
ステージ上にパフォーマンスした全アーティストを呼び込み、一組ずつ感想を求めました。

INIからは後藤さんが代表してコメント。
「久しぶりのライブでめちゃくちゃ楽しかったですし、全員完全燃焼できたと思います。そして、GENERATIONSさんとのコラボステージ”AGEHA”も最高の時間でした。ありがとうございます!」

yamaさんは、
「今日しかない組み合わせで、ここにしかない音と空間を共有できたかなと思います、ありがとうございます。」

GENERATIONSからは白濱さんが代表してコメント。
「フェスに出るたびに思うんですけど、自分が知らなかった音楽やアーティストに出会える本当に素敵な場だと思います。僕自身も裏でパフォーマンスを見せていただいて、楽しませてもらいました。本日は皆さんありがとうございました!」

Creepy NutsからはR-指定がコメント。
「めっちゃお客さんが暖かくて、びくびくしてたんだけどこの組み合わせで本当に最後俺らであってる?って運営に確認誌に行こうと思ってたんだから。
でも、全然俺らが出てきて曲で一体感なれたし、これはこのメンツとイベントならではなんだなと思うし、来年・再来年とこの先もこの空気を、一体感を保ってくれたら嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました!」

最後に、ステージをバックに出演アーティストと観客が集まって撮影して、イベントは終演しました。

(C)TOKYO FM LIVE INCLUSION 2023