MBSにて5月2日24:59より、TBSにて同日25:28より放送スタートのMBS/TBSドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』制作発表会見が行われ、主演を務める茅島みずき、共演の入山法子、特別編に出演する齊藤なぎさが登壇した。
登場人物たちのリアルすぎる心理描写が話題となった、「明日、私は誰かのカノジョ」の続編ドラマがついに開幕。シーズン1に登場した、ゆあの前日譚を描く特別編も映像化。
シーズン2の主人公・留奈(るな)役を演じた茅島みずきは、今回のオファーをもらう前から原作を知るほどのファン。シーズン1を観るほどの好きな作品への主演ということに、「率直にすごく嬉しかったのと、シーズン1が素敵な作品であった分の責任感を感じました」とコメント。原作はもちろん、シーズン1の時から作品が好きであったからこそ、演じることへの不安を感じながらも、主演に選ばれた喜びを明かした。
そして、シーズン2の主要キャラクターとなる江美(えみ)役を務めた入山法子は、「漫画原作を読んだことがなくて…でも、10代・20代にすごく人気があるという噂を耳にしていたので、30代・40代の女性の方にも共感できるエピソードのある作品というところでとても驚きましたし、江美のお話をいただいた時には、運命的なものを感じてチャレンジをさせていただきたいと思いました」とオファーに対して前向きだった、当時の心境を語った。
シーズン1に続いての、特別編への出演となり、反響の大きかったゆあの過去を演じた齊藤なぎさは、『街中で「“ゆあてゃ”だよね?」と声をかけていただく機会が多かったです。』と話し、シーズン1の反響の大きさを実感していたという。シーズン1に出演する前から原作を読み、熱烈なファンであった齊藤は、過去のゆあにフィーチャーされた特別編への出演について、「過去編が本当に好きで、ゆあがどうして“ゆあてゃ”になったのかという過程がすごく複雑で、そうならざるを得なかった過去というのに原作を読んですごく泣きましたし、心にすごく入ってくる作品だったので、もっとゆあちゃんというキャラクターを知っていただける機会になると思って、私が勝手に嬉しかったです。」と話し、ゆあへの愛溢れるコメントを残した。シーズン1では、「ゆあてゃになったゆあをずっと演じさせていただいていたんですけど、今回のシーズン2の特別編では、ゆあからどうしてゆあてゃになったのかという過程を演じるので、ゆあてゃではなくて等身大の高校生からのゆあがみられるのではないかと思います」とシーズン1とは異なるゆあを観ていただけることに期待を寄せた。
留奈の役作りのために、漫画の切り抜きを台本に貼り付け!
シーズン1について「原作をリアルに忠実に再現されていて、なおかつ皆さんが演じることによって実写ならではの良さで本当に素敵な作品になっていました。」とコメントした茅島は、「原作をひたすらに読み込み、原作の留奈の表情を参考にさせていただこうと思い、自分で台本に切り取って貼ってみたりしていて」と役作りについてコメント。原作の忠実性を再現するために、かなり原作を読み込んだという。さらに、「全部を真似したら実写の良さがなくなってしまうので、参考にさせていただきました。」とコメント。
留奈というキャラクターについては、「すごく強くてまっすぐで、自分をしっかり持っている女の子。でも、隼斗(綱啓永)と出会うことによって人間らしい部分や弱い部分が出てくるのが魅力的なキャラクター」と表現し、「その隼斗にみせる表情と仕事の時の留奈のギャップを意識して演じました。」と役作りを振り返った。強さの中に弱さをみせる留奈を丁寧に演じたという。
入山法子はすごく頼りになるお姉さん的存在!
本作は、それぞれの主人公にスポットライトが当たる作品というところで、それぞれ共演期間が少なかった3人ではあるものの、茅島と入山は2日間撮影を共にしたという。その中でのお互いの印象を伺うと、茅島は入山を「すごく頼りになる姉さん的存在!」と評価。「一緒にいて落ち着く方だという印象と、すごく優しくて本当に役と一緒で頼りになるお姉さん的存在というイメージ」に加えて、「すごく周りが見えていらっしゃる印象」とコメントした。それについてMCの青木も思わずツッコミ。現場では居酒屋シーンの撮影が多かったという茅島だが、「お水がこぼれそうになる前に、入山さんがすぐにどけてくださったりとか…」と現場での出来事を明かし、撮影中以外の場面でも気が回る入山の様子を伝えた。想像以上のべた褒めに、入山も照れた表情を浮かべていた。照れた表情を浮かべた入山は、茅島の印象について、「浮世離れしたオーラをお持ちなのに、お話させていただくと本当にハツラツとされていて、パキッとしたすがすがしい方でした」と茅島のギャップに魅了された様子。「なんで(撮影期間が)2日しかなかったんだ…。もっとお話ししたかった…」と思わず心の声を漏らすと、会場には笑いが飛び、和やかな雰囲気を作り上げた。
スタッフの“明日カノ愛”から圧を感じて撮影に臨んだ入山法子
特別編・留奈編と撮影をした後に最後の江美編の撮影を行ったという入山は、すでに本作の撮影を経て、撮影に対するスタッフの熱の入り具合に「この物語への圧をすごく背負って江美編に乗り込んでいた」とクランクイン当時の心境を明かした。
江美という役については、「人の目をとても気にして生きてきた女性だからこそ、大きな力に巻き込まれたり、周りに流されて生きてきた人」とコメントした入山。入山自身は楽観的な性格で、江美とは対照的な性格だと明かしているものの、撮影中は江美の性格に影響を受け、「周りに嫌われたらどうしよう」と人目を気にしながら緊張して撮影に臨んだようだ。そんな中で臨んだ撮影には、「どうやって盛り上げよう…」と責任を感じたという。実際の撮影では、「自分から飛び込んだバンドの世界や占いの世界にだいぶ刺激的な人生だと思いながら、演じている間はとても楽しかった」とコメントし、「色んな場所に行けたり、いろんな感情になれたり、色々な服も着ましたし、とても楽しかった」と撮影を楽しむ一面もあった。
オリジナルキャラクターの牧がキーポイント!
ゆあの過去が描かれた特別編は、『明日カノ』史上初のオリジナルキャラクターが登場。オリジナルストーリーというところで、「原作の世界観を大切にしながら、みんなで話し合いました」という。酒井監督の原作の読み込み具合には齊藤自身も驚き、作品の世界観を理解している酒井監督に対する信頼を寄せた。
「今回の本田さん演じる牧くんがすごくキーポイントになっていて、それがなかったら“ゆあてゃ”になっていなかったかもしれない」というくらい重要人物だと言い、そこには注目して欲しいと語った。
アウトドア派の茅島・齊藤に対して、「明日、私は家で棒!」と答えた入山が会場に笑いを誘う
明日からゴールデンウイークも本番。今回、「明日、私は誰かのカノジョ」というタイトルに掛けて、「明日、私は○○」をそれぞれ発表した。
茅島は、「明日、私は家族とボーリングがしたい…!」と願望を語り、スポーツ万能であることをここで明かす。ボーリングが家族のブームだと言い、自身の上達ぶりを話した茅島のベストスコアは180だという。ターキー連発で210を叩き出す母には叶わず、スポーツ一家ぶりを明かした。ゴルフも得意だと言う茅島は、なんと70スコアを出しているという。
齊藤は、「明日、私は家族旅行」と発表し、アイドル卒業以来一度も旅行に行けていなかった齊藤は、この機会に家族と自然を楽しめる場所に出かけることを望んでいるよう。茅島に続いて、アウトドアな一面を見せた。
そんな中で「明日、私は家で棒!」と発表した入山は、再び会場に笑いを誘った。茅島・齊藤的に家が好きでインドア派な入山は、「晴れていたら洗濯をして、軽くご飯を食べたら棒です!」と自信満々に答えた。だいたいソファーで棒になるという入山は、自宅で本を読んだり、雑誌を開いたり、飼い猫と遊んでみたり、休日はまったり過ごす様子であった。
齊藤なぎさは”リアルゆあてゃ”!?友達への愛が爆発!
今回の作品は、それぞれのキャラクターが何かに依存する様子が描かれている。そんな“依存”をテーマに、制作発表会見では3人が依存しているものについて伺った。
茅島は、キックボクシングに夢中だという。筋肉痛になりながらも、あまりの楽しさにやみつきになり、体づくりを専念している様子。
入山と斎藤は、ここで思わぬ共通点を見せた。2人は音楽を聴くことが多いと言い、入山はクラシックからヘビメタまでジャンルを超えて楽しんでいるご様子。猫との戯れも好きだという。齊藤は入山同様、音楽が大好きで「音楽を聴いていない時間はない」というほど、常に音楽に触れる生活を送っている。
そして、齊藤にはもう一つ依存するものがあるという。“友達”が大好きだという齊藤は、「友達一人一人を深く愛してしまう」といい、友達一人一人を愛しすぎてしまうがあまり、何かあれば深夜でも駆けつけるほど、愛が溢れてしまうという。まさに”リアルゆあてゃ”を思わせるような、愛情深い一面を見せた。
視聴者へのメッセージ
最後に視聴者へのメッセージを問われると、齊藤は「シーズン1に引き続き、本当に素晴らしい世界観と女性の一つ一つの葛藤だったりとか悩みだったりがすごく鮮明に描かれていて、原作を読んでいてもドラマを見ていても毎回心がきゅっとなる作品で、誰かどこかしらに絶対共感するポイントがあると思うので、みなさんぜひ今回も作品をたくさんみていただいて、自分と重ね合わせる部分だったりとか、現代の女の子の生き様をみていただけたら嬉しいなと思います」と熱いメッセージを届けた。
また、入山は「本当に様々な人物の痛みだったり、さみしさだったり、悲しみだったりが描かれているんですが、どんなに心がぺしゃんこになっても、いくつになってもやり直せるんだ、再生できるんだという想いを込めて現場スタッフ一丸となって作り上げました。ぜひ楽しんでみていただけたらと思います。」と熱いメッセージを残した。
最後に、主演の茅島は、「まず今回この作品の主演を務めさせていただけると聞いた時は、不安とか責任感とかすごくあったんですけど、現場に入ってその不安がなくなるくらい、監督とたくさん話し合いをして、どのシーンも本当に良いものになっていると思いますし、キャストの皆さんともたのしく、でもお芝居は真剣に向き合って一生懸命作った作品なので、皆さんの心に届く作品になっていると思います。」と話し、「放送をお楽しみにしていただけると嬉しいです」とコメントを残した。
ドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』はMBSにて本日5月2日24:59から、TBSでは同日25:28より放送スタートし、RKB毎日放送で順次放送。
(C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS
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