イ・ビョンホン＆パク・ソジュン＆パク・ボヨン主演映画「コンクリートユートピア」が米アカデミー賞へ

2023/08/17 21:04 コメント

映画「コンクリートユートピア」が、来年行われる「第96回アカデミー賞」の国際長編映画部門韓国映画出品作に選ばれました。

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17日、韓国映画振興委員会は、「“アパート”という建築物が階級と富を象徴する最も韓国的なものであり、庶民アパートのファングンアパートだけが健在だった以後、生存のために死闘する姿が人物群像の多様な欲望をよく表わした」と、選定理由を明らかにしました。

韓国映画振興委員会は、「世界的な不況と天変地異が地球あちこちを強打している昨今に、『コンクリートユートピア』には、英雄でない、生き残るための普通の人々が登場して、その中にはアカデミーを感動させた映画「パラサイト半地下の家族」で発見される“階級”という話題を扱っていて、結末もまた、とてもその価値が大きい」と、説明しました。

それと共に「K-カルチャー、K-ムービーの傾向にも合っているし、北米にアピールできると思って審査委員7人全員一致で決めた」と、付け加えました。

「コンクリートユートピア」は、ソウルに大地震が発生して廃虚になった状況で唯一崩れなかったファングンアパートに生存者が集まって住むことになって広がる話を描いています。

俳優イ・ビョンホンが外部の人からアパートを守るためにどんな危険も拒まない住民代表“ヨンタク”を、パク・ソジュンはアパートと家族を守るために献身する“ミンソン”を、パク・ボヨンは“ミンソン”の妻で極限状況でも信念を失わない“ミョンファ”を演じました。

一方、アメリカ映画芸術科学アカデミー（The Academy of Motion Picture Arts and Science・AMPAS）は、各国が出品した映画のうち15本を選んで予備候補名簿を作ります。以後、この中から再び5本をこの部門の最終候補として選びます。昨年、パク・チャヌク監督の「別れる決心」は、予備候補の名簿にあがったが、最終候補にはなれなかったそうです。

アカデミー賞で国際長編映画部門賞を受けた韓国映画は、「パラサイト半地下の家族」が唯一です。

「第96回アカデミー賞」は、来年3月に行われる予定です。