「LAPOSTA 2025 SHOW PRODUCED by MEMBERS」

「LAPOSTA 2025 SHOW PRODUCED by MEMBERS」©LAPONEENTERTAINMENT

東京ドームとその他周辺施設を舞台に開催する、LAPONEグループ所属アーティストJO1、INI、DXTEEN、ME:I、IS:SUEの合同ライブ『LAPOSTA 2025 Supported by docomo』が、1月27日より開催。JO1とINIは、メンバー22名が自らが企画・演出を考える特別なソロステージ「LAPOSTA 2025 SHOW PRODUCED by MEMBERS」の開催2日目となった28日は、歌やダンスのスキルを魅せるライブに加え、アート展示、ビンゴ大会など個性的な演出が見られた。INIメンバー池﨑理人、許豊凡、藤牧京介、松田迅ソロ公演のオフィシャルレポートを以下に掲載する。

【写真】INI「LAPOSTA 2025 SHOW PRODUCED by MEMBERS」の模様 ■INI 松田迅 公演名:『Reveal』 会場:後楽園ホール

松田のソロステージ『Reveal』は、好きな楽曲をたくさん詰め込み、ありのままの姿をさらけ出し、普段とは一味違う雰囲気を感じてもらえるようなステージに仕上げた。

暗闇の中、バックダンサーとともに「Mmmh」(KAI) を歌唱しながら登場すると、会場は大きな歓声に包まれました。ブラックの衣装を纏った松田の力強く妖艶なダンスで観客を魅了。松田は初のソロステージに対して「めっちゃ緊張しますね、今日のためにたくさん準備をしてきました。ここで全部出していくので、皆さん持って帰ってください!」とコメント。

続いて、松田が大ファンで、「INITIME MUSIC」 (日本テレビ系 毎週月曜24:59〜レギュラー放送中)でもカバーした、「目蓋」(神はサイコロを振らない)を甘くセクシーな声で歌い上げた。

さらに、ラジオ番組「From INI」(JFN系 毎週金曜25:00〜レギュラー放送中)内での松田の定番コーナー「MJFT」をここでも開催。MINI(INIのファンネーム)にも質問を投げかけ、近い距離感でコミュニケーションを楽しんだ。

また、ソロステージならではの企画として「MJQ〜松田迅の事なんでも知ってるよねクイズ〜」も実施。松田に関することを3択クイズにして出題。最後のクイズで「今一番欲しいものは?」との問いに、答えは「オリジナル楽曲」と発表すると、MINIからは「オリジナル曲欲しい!」という声が続々と上がる。

すると松田は「実は今日もってきました!」とサプライズで公演タイトルにもなっている楽曲「Reveal」を初披露。本楽曲は松田が初めて作詞を務め、制作にあたり「歌詞を書いているとき、色々なインスピレーションをわかせるのが難しくてやめようかとも思ったのですが、皆さんの前で初披露したくて頑張りました!サビのメロディは僕が作家さんにリクエストして考えてもらいました!」と話すと、MINIは拍手喝采。最後は沖縄出身の松田らしく、感謝の思いを飾らない言葉で歌う名曲「アンマー」(かりゆし58)をカバーし、嬉しさの涙と最高の笑顔で締めくくった。 ■INI 許豊凡 公演名:『浮遊生物』 会場:シアターGロッソ

許のソロステージ『浮遊生物』は、自身の生き方をイメージして作り上げられており「学生の頃から様々な場所で転々と生活しているうちに、いろんな意味で家や拠点へのこだわりがなく、自分は定着しない人だな。まるで海の中の浮遊生物のように自由生きていきたい」と感じたことから、“固定観念にとらわれることなく、脱力しながら生きていこう”という思いを込めたとのこと。そこで許は、今まで特に力を入れて取り組んでいた“写真”と“ライブ”の2つの表現方法で「浮遊生物」というテーマを届けた。

会場のロビーには自ら島根県の隠岐諸島各地へ足を運び、新しく撮り下した写真の展示コーナーを設置。馬のふとした瞬間や隠岐の大自然を写した写真を多数展示。ほどよい脱力感のある作品たちによって、開演前から許の作る世界観に触れることができた。

また、本編は2ブロックで構成されており、Part1のテーマは「白昼夢」。許が作詞に初参加した「I’m a Dreamer」をはじめ、自身にとって大切な曲や青春をともに過ごした思い出の楽曲を披露。続く、Part2のテーマは「you see me like water」。

「MINIの皆さんの青春の曲ってなんなんだろうと考えて、皆さんに伝えたいことにぴったりな曲を選びました」と話し、「Good-byedays」 (YUI for 雨音 薫)をのびやかな歌声でカバーしたほか、INI楽曲の「Drip Drop」をシティポップバーションで歌い上げた。

本編最後はソロステージのために自身が作詞を手がけた「Like Water」を初披露。水のような軽やかさを表現した曲でエンディングを飾った。水、夢、宇宙など浮遊感”を意識したセットリストやVCR、舞台で細部にまで妥協をしない許の強い想いが詰まったソロステージになった。 ■INI 池﨑理人 公演名:『UP TO YOU。』 会場:後楽園ホール

今回、池﨑は自身が制作した絵や作品の展示「UP TO YOU。」を開催。タイトルは直訳すると「貴方次第」で、この作品展、この世界の全てがそれぞれの受け取り方次第でどうにでも変わってくるという意味が込められている。池﨑は、自分にしかできないことを模索した結果、作品展という形を選択。「クリエイター“池﨑理人”の世界を楽しんでいただきたい」と意気込みを語った。

会場は「WAVES」「TOKYO」「DREAM」「LOUD」のゾーンに分かれており、それぞれのテーマに合わせた渾身の作品を展示。中には、INIの6TH SINGLE『THE FRAME』リリース時に池﨑がメンバーをフィギュアに見立てて描いたイラストを実際にフィギュ ア化した作品も。会場を訪れたMINI(INIのファンネーム)は1つ1つの作品をじっくり鑑賞していた。

公演のキービジュアルも池﨑が制作し、タイトルである「UP TO YOU。」という文字を、指でこちらを指しているようなデザインで映画のポスター風に仕上げています。1つだけ黒で表現されている指は「本当にこれを見ている貴方に言ってるよ!」という思いを表現。INIとして活動する中でも作品づくりに取り組む機会が増えている池﨑ですが、今回の展示ではその才能を存分に発揮した。

展示を終えた池﨑は「MINIの皆さんが自分の作品をじっくり見て感想をたくさん伝えてくれてとても励みになりました。正直、制作している時は大変だし孤独を感じますが、子供の頃からずっと絵を描くことが好きだったので、INIになった今こうして展示をできたことは人生の嬉しいことランキング上位に入る経験でした」と喜びの気持ちを語った。 ■INI 藤牧京介 公演名: 『lay a rail』 会場:IMM THEATER

「レールを敷く」という意味の『lay a rail』には、「自分のやりたいことや進む道を、自分自身でしっかりと見極めて歩いていく」という意思が込められ、“今の自分ができること、やりたいこと”を最大限に詰め込んだライブにするために準備をしてきた。

INIのフレッシュな楽曲「New Day」からバンド編成でスタートし、4人のダンサーをバックに一糸乱れぬダンスで会場を温める。曲中の振り付けでジャケットを脱ぎ、藤牧の肩がちらっと見えると「きゃー!」と大きな歓声が上がった。

MCになると「普段はINIというグループで活動していますが、INIって聞いたことあるよって方いますか?」と笑いを誘い、「ひとりというのは楽しいけどめちゃくちゃ緊張しますね」と話しながら、次のカバー曲へ。カバーについて藤牧は「YouTube企画などで、色々な曲を歌わせていただいていていますが、自分たちの楽曲ができても、ほかの方の楽曲はリラックスできたり、自分の背中を押してくれることがあって。やっぱり歌の力ってすごいなと感じて、自分が背中を押してもらった曲を僕が歌うことによって、またほかの人の背中を押すきっかけになってくれたらいいなと思うので、今回は2曲用意しました。」とコメント。

「決意の朝に」(AquaTimez)と「みんな空の下」(絢香)をしっとりと歌い上げ、藤牧自身も感極まる場面もあった。

その後、事前に募集していた質問に答えるコーナーを実施し、藤牧らしいツッコミを交えながらMINIとトークを展開。続いて、Da-iCEの工藤大輝氏からの提供曲で藤牧が作詞した「Pay Back」を初披露し、拍手が沸き起こった。最後の挨拶では「今回、ひとりで何かをする大切さや難しさを感じました。 INIで活動することも大切だし、今は未熟でも藤牧京介個人としても勝負ができる存在になっていきたいです。これからも一緒に進んで行ってくれたら嬉しいです」と思いを伝えた。

藤牧がステージを後にすると、自身初のオリジナル楽曲である「生きること」が、モニターに映し出された直筆の歌詞と共に流れる。歌詞に込められた背中を押すメッセージが、藤牧の力強い文字に表れ、MINIの心に深く届いたソロステージになった。