NiziU Live with U 2024-2025 “AWAKE”
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9人組ガールズグループNiziUの全国ツアー「NiziU Live with U 2024-2025 “AWAKE”」が福岡県・西日本総合展示場 新館公演にてファイナルを迎え、本ツアーを通して約15.5万人を魅了させた。
【写真】「NiziU Live with U 2024-2025 “AWAKE”」の模様
「NiziU Live with U 2024-2025 “AWAKE”」は、彼女たちにとって3度目の全国ツアーとなり、初の“Winter Tour”。昨年11/23(土)、24(日)の福井県・サンドーム福井公演を皮切りにスタート。全国8都市にて18公演を行い、2月5日リリースの1st Mini Albumから新曲の「YOAKE」「AlwayS」などをパフォーマンスした。
前述の通り本ツアーは、NiziU初となる“Winter Tour” であり、その象徴となるような映像や冬の透明感や煌めきを感じさせる演出の中、“かわいさ”だけでなく大人の“美しさ”を兼ね備えたメンバーたちのビジュアルも映えるこれまでにないライブに。紺をベースとしたクールな衣装をまといスノードームをイメージした煌びやかな背景LEDの前に現れたメンバーを観たオーディエンスからは悲鳴にも似た歓声が沸き起こり、7月にリリースされたEPのタイトルトラックでもある「RISE UP」よりライブがスタート。
昨年NiziUの新境地ともいえる世界観で話題を集めた本作。これまでとは異なるダークな世界観の楽曲はライブ冒頭の勢いや力強さを感じさせるオープニングにふさわしい選曲となり、その後も、新たに振り付けが加えられよりライブ感が増した「Alright」(2nd Album『COCONUT』収録)や、「BELIEVE」(1st EP『RISE UP』収録)など彼女たちの“ハードサイド”を存分に感じることができる選曲を立て続けに披露した。 さらに、前ツアーや昨年の夏フェスもステージを共にした“NiziUバンド”を交えてのパフォーマンスも健在。ギター・ベース・ドラム・キーボードによるシンプルな編成ながらも、バンドサウンドにより増した厚い音圧はパフォーマンスをより迫力のあるものとし、これまでのツアーとは一線を画す内容となった。
「みんなで盛り上がっていきましょう!!」と福岡出身のリーダー・MAKOの掛け声とともに、先日リリースの最新ミニアルバムから新曲「Life is Beautiful」で、NiziUとしては初めてとなるロックサウンドが特徴のパフォーマンスを披露。以降も韓国デビュー曲「HEARTRIS」や、記念すべきメジャーデビュー曲「Step and a step」をたたみかけすでに会場のボルテージは最高潮に。
今回ファイナルとなった会場は、2022年に行われた初の単独全国ツアー「NiziU Live with U 2022 “Light it UP”」の記念すべき最初の舞台となった福岡県・西日本総合展示場 新館。その間に東京・大阪でのドーム公演、スタジアムライブ、全国の夏フェス出演と、様々なステージを経験し、一回りも二回りも大きく成長した彼女たちの約2年半振りの凱旋公演となった。 途中MCでもメンバーはそのことに触れ、オーディエンスにも「ただいま!!」と呼びかける感慨深いシーンも。
その後、ファンからも人気の高いバラード曲「Already Special」や、『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の主題歌となった「Paradise」など、これまでの彼女たちの活動の全てをなぞるような構成でオーディエンスを魅了し、1st Mini Album『AWAKE』の初回限定盤Bに収録されるユニット曲も披露。「CRUSH」 (RIO,AYAKA,RIMA,MIIHI)では、バットを持ったメンバーがステージを縦横無尽に巡り、ガールクラッシュなサウンドでファンのボルテージも爆上がりとなり、一方、「Made of Love」 (MAKO, MAYA,RIKU,MAYUKA,NINA)では、洋楽ロックを彷彿させるサウンドでありながらも、キュートなメンバーの魅力も同時に見せつけ、双方『AWAKE』(=目覚め)というタイトルにふさわしい新感覚なパフォーマンスを披露。より一層大きな歓声が上がった。
ライブ後半では、コンセプチュアルな幕間映像を挟み、1st Mini Album『AWAKE』のリード曲「YOAKE」をパフォーマンス。今年2025年メンバー最年少のNINAがいよいよ20歳となり、全員が20代に突入するこの冬、新しい夜明けと共により広い世界へと飛び出していく少女から大人の女性への「成長」と「自立」を描いた作品となり、どこか懐かしいサウンドが特徴的なエモーショナルな楽曲。しなやかな手の振り付けが印象的なダンスでオーディエンスを魅了し、その後も彼女たちの昨年を代表する楽曲ともいえる「SWEET NONFICTION」や「Take a picture」などおなじみのナンバーも披露し、本編最後にはMrs. GREEN APPLEの大森元貴氏が、作詞・作曲・プロデュースを手掛けた新曲「AlwayS」を歌唱。先日公開され、楽曲提供者の大森元貴氏との「THE FIRST TAKE」でのパフォーマンスも話題を集め、その再生回数も700万回を突破した珠玉のバラードは彼女たちの高い歌唱力もあって、オーディエンスを大きな感動の渦に巻きこんだ。
そして最終日である2月23日(日)公演では、本編の「Buddy Buddy」にて、豪華なゲストもステージに登場。NiziUが「コミック化75周年のアンバサダー」を務めている“PEANUTS”から、スヌーピーが登場しそのアニバーサリーソングであるこの曲を共に披露した。予想外のスヌーピーの登場に会場は大きな歓声が沸き起こり、豪華なコラボステージはツアー最終日に大きな花を添え、さらなる大きな盛り上がりを見せた。
アンコールはライブでの盛り上がりが必至のナンバー「CLAP CLAP」から幕を開けた。メインステージからセンターステージまでメンバーは自由に動き周り、様々な場所にいる観客へのファンサービスを行う。アンコールのMCでは、「幸せをたくさんくださってありがとうございます!本当に大好きです!」(RIKU)、「たくさんのアーティストの中からNiziUを見つけてくれてありがとうございます!」(AYAKA)など メンバー各々からツアーを通して帯同した全スタッフ、そして全ての公演に訪れたファンへの感謝の気持ちを述べる箇所もあり、「今回のツアーで得たことを糧にしてかっこいい姿で戻ってきます!次に会えるのを楽しみにしています!」(MIIHI)と、今後の彼女たちの活動に関しての前向きなコメントも見てとれた。
さらには、突然暗転しツアーファイナル恒例のサプライズも。サプライズムービーが流れ、スローガンを持った来場のファンの姿を見るとメンバーは感極まり涙を流した。NiziUとWithU(※NiziUファンの呼称)の相思相愛の関係を体現するような、温かな空気に包まれ同じく涙する観客もしばしばいた。
その後もペンライトを使用し会場の一体感で熱気が上がった「Make you happy」や、ファンソング「Need U」、最後には来場のオーディエンスとの“思い出”を残すべく披露された「Memories」を披露。全24曲をパフォーマンスし、“デビュー5年目”に突入した余裕と笑顔で溢れたパフォーマンスを見せつけ会場のテンションは上がり続け、約4か月に渡り開催されたツアーは幕を閉じた。
メンバーがステージを降りた後には緊急告知として、ステージモニターに映像が流れ騒然。新たなライブツアーの開催が発表され大きな歓声で会場が包まれた。2025年9月より「NiziU Live with U 2025」として全国21都市をめぐるホールツアー、そして2026年2月からは「NiziU Live with U 2026」として全国5都市をめぐるアリーナツアーが開催される。これまで訪れたことのない都市を含む、“NiziU最多公演数”の全国ツアーとなる。