原曲者たちはIUが歌ってくれることで、最近の若い人々にも自身の歌を知ってもらえて嬉しいと語っています。
彼らがIUに感謝を抱く理由は他にもあるといいます。それは、リメイクアルバムが世に出る前の段階の話だったそう。
“毎日あなたと”を作ったチェ・ソンウォンは、「普通、所属事務所やマネージャーを通じてリメイクの許可を尋ねられます」とし、「しかし、IUのように歌手が直接連絡をしてきたのは初めてだった」と伝えました。
チェ・ソンウォンはある日、自身の携帯電話に残された知らない番号からの不在着信に気付いたといいます。かけ直してみたところ、電話を受けたのはIUだったそう。
IUは電話口で、慎重にリメイクの許可を尋ね、自らがリメイクについても説明をしたといいます。原曲を崩さない範囲で歌うと配慮を見せたそう。
その気持ちが嬉しかったというチェ・ソンウォンは、「原曲を崩しても良いから思いっきり歌ってください」と返事をしたそう。そのようにして誕生したのがIUバージョンの“毎日あなたと”です。
IUからの電話を受けたのは、チェ・ソンウォンだけではありません。“秋の朝”の原曲者であり、映画監督のイ・ビョンウもその一人。
イ・ビョンウは「IUから電話がかかってきた」とし、「アルバムのマスタリングをする前だといい、歌を聞いてほしいといわれた。むしろ、原曲に忠実に歌おうと思ったといわれて驚いた」と語りました。
過去にIUは、自身がリメイクアルバムを出す理由について語ったことがあります。彼女は「尊敬する先輩たちの曲を最近は知らない子が多くなりました」とし、「それがとても残念で、私の声ででも聞かせてあげたいと思いました」と説明したのです。
そんなIUのリメイクアルバム「Flower Bookmark2」は、アナログ世代の感性と香りが込められた名曲たちがIUならではの色で生まれ変わったと話題を呼んでいます。