昨年末に突然この世を去った「SHINee」の故ジョンヒョン。彼の遺作となったニューアルバムがこの度、発売されました。

そのアルバムのタイトルは「Poet Artist」。しかし、彼のファンの人々にとってはこれが、初めて聞く単語ではありませんでした。

「Poet Artist」には生前、故人が準備していた曲が収録されました。昨年12月に開いたソロコンサートの中でも、アルバムに収録予定の新曲の一部を歌っていたジョンヒョン。

所属事務所は「誰よりも音楽を愛し、音楽でコミュニケーションを取ろうと努力したジョンヒョンの心がしっかり届きますように」とコメントを発表しました。


アルバムのタイトルとなった「Poet Artist」は、いつも彼の身近にあったものだといいます。

ジョンヒョンの首の後ろにタトゥーで刻まれた文字「Poet Artist」。生前彼が、なりたかった自分の姿だといいます。“芸術家であり、詩人でありたい”という願いが込められた言葉だったそうです。



そんな風にジョンヒョンは、自身の身体に、自分の音楽や芸術性と関連する文字や模様を刻んできました。

2015年に発表したソロアルバム「BASE」のディスコグラフィーは右の手首に刻まれ・・・


2作目のアルバムを意味する「Story Opus 1, 2」は左腕に刻まれました。


続いてはジョンヒョンの初となった正規アルバム「좋아(チョア)」でした。ディスコグラフィーが独特な形をしていましたが、こちらも綺麗に再現されたものが右の耳の後ろに刻みました。



ジョンヒョンは、アルバム名のみならず、自身を表現するものを多様なタトゥーで刻みました。コンサート名にもなった「INSPIRATION」という単語も肘に刻んでいたのです。


あらゆる形で音楽と運命を共にしたジョンヒョン。彼の心と身体に刻んだ“Poet Artist”が今、アルバムという形を成して、私たちの手元に届きました。