アイドルグループ「MADTOWN」出身のソン・ジェホが人気のないアイドルの現実について正直に語りました。彼は「MADTOWN」解散以降、最近はアフリカTVのBJ(インターネット放送の進行者)として第二の人生を歩み始めました。

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ソン・ジェホは自身の放送の中で「アイドルは本当に大変な職業だ」と語り始めました。そして「オーディションと練習生生活を経てデビューをした瞬間から借金が発生する」と説明したのです。

借金が生まれる背景はさまざまだといい、音楽、レコーディング、アルバム制作作業、ミュージックビデオのセット、撮影、衣装、食費までもこれに含まれる場合があるのだとか。

また、ファンミーティングまで開催するとなれば、その借金のレベルはさらに膨れ上がるといいます。「MADTOWN」の場合、デビューして間もない時期に発生した借金は5億ウォンだったと主張しました。

彼は「7人で5億ウォンを分けて返済しなければいけない。1人あたり大体7,000万ウォンぐらい」とし、「この金額は絶対に、一度活動したぐらいでは返すことができない」と明かしました。

また、アイドルたちにとって歌番組に出演するのは事実上“手段”に過ぎないと主張しました。彼は「音楽番組に出てお金を稼げることはない。テレビを通じて露出するため」とし、「収益は、イベント、コンサート、海外公演、音盤販売により発生する」と語りました。

しかし、人気のないグループにとって収益が発生するのはとても難しいことだといいます。彼は「アルバムをそんなにも売ることができない。10万枚売るのはとてつもなく大変で、1万枚だって大変」とし、「今のような時代に誰がアルバムを買うというのですか」と吐露しました。

ソン・ジェホは「アイドルは寝ることもできず、肉体的にも精神的にも大変です。悪口のコメントなども書かれるので辛いです」と明かしました。

最後に「この国でのアイドルは本当に大変で、本当におすすめしたくない職業です。僕は活動をしながらほとんどお金を稼いだことがありません。精算表を貰ったらいつも数千万ウォンの借金が書かれていました」と明かしました。


しかし、映像の下段には「すべてのグループの例を挙げたわけではありません。ただ、僕が感じた点と経験を土台に話すものです」と注意書きをしたソン・ジェホ。


彼がかつて属した「MADTOWN」は2014年にデビューを飾りました。しかし、メンバーたちは金銭の問題と支援の不足を理由に2016年に所属事務所の代表を相手に専属契約不存在確認訴訟を起こしました。

しかし結果はよくありませんでした。契約葛藤訴訟において調整不成立という結果を迎えました。グループ存続の可能性はより低くなり、結局メンバーたちは“解散”を迎えることになりました。