使い方が良く分からない、美味しく食べられるのか心配、料理が面倒くさそうなど、馴染めないイメージかもしれません。ちょっと珍しいものなので中々手が出ないと思います。
ではそもそも、オートミールとは何でしょう?オートミールは東欧や北欧など、主にヨーロッパの地方で昔から食べられてきたものだそうで、ヨーグルトやミルクとともに食事として頂く穀物の一つです。
オーツ麦を原料としていて、「oats=オーツ麦」の「meal=食事」という意味です。オーツ麦を丸のままではなく、平たくつぶして調理しやすくしたのがオートミールとして売られています。精白していない全粒麦を使っているので、栄養価が高く、食物繊維については日本を代表する穀類、お米の玄米と比較すると、なんと約3倍にもなるそうです。少量でも満腹感が得られ、腹もちも良いことから、ダイエットにも効果があるとして近年注目されている食材の一つです。
シリアルのように大きな袋にザクザク入って売られているオートミールですが、そのままでは食べる事ができません。一度、水(ぬるま湯)かミルクに浸して、ふやかすというひと手間が必要です。とはいえ、戻るまで2~3分が目安です。
インスタントラーメンくらいの時間ですから、そんなに大変ではありません。
オートミールに対して、3倍程度のミルクを入れるのがスタンダードなやり方のようですが、メーカーによって多少違うので、使う料理や味付けによって、ご自身で好きな食感になるよう水分量を調整できると良いでしょう。また、そのままでは味がないので、はちみつやメープルシロップ、ジャムなど甘味料をお忘れなく。
おススメはドライフルーツとナッツの組み合わせ。ヨーグルトからカルシウム、ドライフルーツでさらに食物繊維も採れるうえ、不足しがちな鉄分やビタミンも補えて、栄養満点です。これなら、時間がなくて忙しい朝でも、手軽にパパッと用意できそうですよね。
また、ハンバーグを作る時のタネに入れたり、餃子の具に入れたりすると、カサ増し、食物繊維の補充にもなりますし、栄養価が高まって食感もよく仕上がります。
一つ常備しておくと、お米のない日の朝ごはんや、遅くなってしまった日のお夜食などにも活躍します。上手に活用してみて下さいね。