キョンナム(慶南)製薬が広告モデル「BTS(防弾少年団)」の効果で上場廃止の危機を克服しました。

キョンナム製薬のこの実績は、スターマーケティングが大きな力を発揮したと評価されています。これに対して韓国内の製薬業界は、新しい広告モデル抜擢の真っ最中です。

19日、キョンナム製薬は連結基準で今年4~6月の売上高337億ウォン、営業利益16億ウォンを達成したと発表しました。

キョンナム製薬は、この期間の好実績の原因に「BTS」をモデルに起用した「レモナ」の売上拡大を挙げました。

「BTS」を前面に立ててマーケティングしたレモナは、韓国で一時品切れとなるなど、韓流スターの効果で中国と日本、ベトナム、台湾などのアジア諸国はもちろん、イギリス、オーストラリアまでの輸出を拡大するという成果を上げました。

一方、HK inno.Nは新たにローンチしたプレミアム健康機能食品ブランド「Nutine」の広告モデルに俳優キム・スヒョンを抜擢しました。

製薬業界のある関係者は「キョンナム製薬の起死回生は、何といっても広告モデルである『BTS』の役割が大きかったと思う」として、「これに刺激を受けた他の製薬会社も主力製品または新たにローンチするブランドモデルに有名芸能人を抜擢するなどスターマーケティングが激しくなっている」と述べました。