寒い韓国の冬を乗り越えるために先人が作った知恵が「オンドル」です。
日本で言えば床暖房のようなものですが、韓国ではソウルでも氷点下20℃近くまで冷え込むことがあり、各家庭にはほぼついています。

オンドルの燃料となるものは薪や練炭など火が出るようなものでした。
ここで暖められた空気をパイプを通して送り、床下を温めていました。
しかし、最近では電気やガスが普及してきたので、これを利用して温めた水を床下に送る「温水循環式」という方法が採用されています。

スイッチもストーブのような感覚ではなく、エアコンのような感覚です。
温水循環式なので、どこでも同じように暖かいというのが魅力になっています。
古い家に行くと空気循環方式を採用しているので床の暖かさにむらがあります。
住居を選択するときにも大事なポイントで、新しい物件であれば温水循環ですが、古い家ではそうでないところもあるので確認しましょう。