映画監督のポン・ジュノが、2009年に公開した自身の監督作品「母なる証明」(原題:Mother)の主演にベテラン女優のキム・ヘジャを起用するにあたり、努力を注いだというエピソードを公開しました。
先日放送された韓国TV朝鮮のドキュメンタリー番組「人生のドキュメンタリー マイウェイ」でキム・ヘジャは、映画「母なる証明」の監督であるポン・ジュノに言及しました。
この日の放送でキム・ヘジャは、製作陣とのインタビューで、「ポン・ジュノ監督が4年間、会いに来た。この人の車に乗り、漢江を回りながら作品の話をした」と話しました。
更にキム・ヘジャは、「ポン・ジュノ監督は、新しい世界に目を開かせてくれた。情性におぼれて、女優としての生活を終えるところだったが、この人が私のまだ知らない新たなコードを開けてくれた」と思いを伝えました。
一方、ポン・ジュノはインタビューを通し、「“マザー”は、キム・ヘジャ先輩の為に書いた話」とし、「私がほんの少しだけ手助けを差し上げたらなら、暗い狂気が勃発しないかと、変な想像をした」と話しました。
続けてポン・ジュノは、「映画の歴史の中のページを飾る方だ。キム・ヘジャ先輩の顔をクローズアップして見るなら、目が示してくれる深さや、表情がセリフを必要なくする面がある」とし、「また一緒に作品を作りたい。構想しているシナリオをお見せする時、寛大な心で見て頂ければいい」と、次回作の計画をほのめかしました。