日本でも「お餅」を使った饅頭は定番のものの1つですが、韓国でも同じです。
韓国では、紀元前100年ごろから食べだしたといわれており、高句麗の時代から食べられていたという絵も残っています。
三国史記などにもお餅に関する記述が残っています。

韓国のお餅の特徴として、日本では「もち米」を使うのが一般的ですが、韓国では麦や粟といった穀物を蒸してお餅にしていた歴史があります。
そのため、一言で餅といってもバリエーションが非常に豊富です。
また、米などを原型がなくなるほどつぶしてしまうのではなく、おにぎりを強く握ったぐらいのものでも餅に分類されています。

季節限定で食べるお餅もあり「ソンピョン(松餅)」は、秋夕(チョソク)の伝統的な食べ物です。
中に蜜を入れて、あさりのような形にし、それに松の葉を上に入れて一緒に蒸し上げます。
松の香りがほんのりついたお餅を食べると9月の中旬、日本でいう「中秋の名月」に近いことを感じることができます。