先日、日本からのお客さんにソウル市内を案内する機会がありました。美味しい食事も醍醐味のひとつですが、実際に街を歩き、韓国の文化に触れながら食事をとれたらどんなに良いことでしょう!

今回、私が同行させていただいたのは地下鉄3号線「景福宮(キョンボックン)駅」界隈の「西村(ソチョン)」と呼ばれる街の一角にひろがる「通仁(トンイン)市場」です。ここは韓国伝統の在来市場としても知られるところですが、5年ほど前から地域一丸となって「お弁当カフェ」に力を注ぐ市場です。



「お弁当カフェ(도시락카페:トシラッカペ)」とは、市場の中間地点に位置するセンターで1人あたり5,000ウォンを支払い、専用のお弁当箱と市場でのみ使用できる通貨を受け取ってから、お惣菜やさんなどで、思い思いのおかずを詰めてもらうというものです。



市場内には、お弁当カフェに加盟しているお店が全体の7~8割程度あり、通貨1枚でおかず2切れ、通貨2枚で汁物や一品料理などを詰めてもらうことができるのです。ここには、キムチや韓国の家庭料理がたくさん集まっているので、お弁当箱ひとつでこれらが存分に楽しめるのです!お店によっては、通貨に加え現金でも購入できるところがあるので、センターで受け取った10枚の通貨でなんとか!と焦らなくても大丈夫です。お弁当カフェに加盟しているお店には、ロゴの入ったプラカードが置かれているので、ひと目でわかりますよ!

私が選んだおかずはこちら!



大好きなチャプチェは大盛りで、ナムルや玉子焼き、ミニキンパもひとつ、汁物が欲しかったので、オデンクッ(練り物のスープ)、夏限定の冷たいクッス(そうめんのようなもの)も出ていたのでチョイス!最後に通貨が1枚残ってしまって、通常2枚ないと換えてもらえない魚のチヂミの小さいサイズをサービスしてもらえました!

みなさん思い思いのお弁当を完成させましたよ!


センターの2階と3階では、イートインできるスペースが設けられていて、ここではご飯とスープが1,000ウォンor 通貨2枚でもらえるので、食べたい方は利用すると良いでしょう。冷暖房が効いていて、ウォータークーラーもあるので、快適に食事を楽しむことができます!


シメにはミカンジュース!(通貨2枚or1,000ウォン)


ぜひ、韓国旅行の日程に「通仁市場のお弁当カフェ」をプラスしてみてはいかがでしょうか?