日本を代表する名優の1人である役所広司の息子で俳優の橋本一郎が、女優で歌手の春木彩香と結婚していたことを、一部メディアが報じた。

交際期間が長かったふたりは結婚のことを周囲の人々には話していて、役所さんも事務所スタッフに報告していたというだけに、孫の顔を見るのを楽しみにしているはずだ。

東京都出身の橋本だが、これまであまり役所との親子関係をあまり公言していない。

2007年公開の映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」でデビュー。翌08年に公開の「ひゃくはち~我ら補欠 夢と煩悩のかたまり~」で初めてセリフのある役を演じた。

その後、ドラマ「コウノドリ」(TBS、15年)、「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!!」(21年、TBS)、映画「殿、利息でござる!」(16年)、「信虎」(21年)などに出演。

現在は、オダギリジョー、光石研、田中哲司と同じ事務所に所属している。

「父親と同じように主役級の俳優にはなれなかったものの、コツコツ仕事をこなして幸せな家庭生活を手に入れた。同業者と結婚したのも父親と同じなので、幸せな家庭生活を見ていて憧れていたのでは」(芸能記者)

役者としてはそこまで知名度がなかったものの、今回の報道により役所の息子であることや、その名前が一躍世間に知れ渡ることになってしまった。

「多くの二世芸能人たちは〝親の七光り〟で実力がないにもかかわらず、いい役をもらったりしているが、役者はそれを良しとはせず、橋本も父には頼らずにここまで歩んで来た。すでに36歳だが、結婚を機に飛躍して遅咲きのブレークが期待される。親子共演が実現すれば話題を集めそうで、結婚の〝ご祝儀〟ではないが、周囲が父親との共演をお膳立てするのでは」(映画業界関係者)

橋本としては、実力で父の共演者に抜てきされるのが目標のはずだ。

*写真は役所広司