7日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いタレントのカンニング竹山が、岸田文雄首相がちゃんと説明していないと指摘した。

番組では、「週刊ニッポンの空気」のコーナーで、旧統一教会に関する疑惑で経済再生担当大臣を辞任した山際大志郎氏が、今度は自民党コロナ対策本部長という要職につくという、不可解な人事があったという話となった。

この件に関して岸田首相の説明はかなり歯切れが悪いということで、竹山は「個人的には岸田さんもう辞めてくれとは思ってなくて、まあ頑張ってくれればいいなとは思っていますけど。でも(首相に)なるときに、説明する内閣みたいなこと言ってたじゃないですか? 聞く力。説明をする、国民にと」と去年10月の首相就任の際に「人の話をよく聞く」と言っていたことが全く活かされていないと指摘した。

さらに竹山は「一個も説明しないじゃないですか(笑)。一回代表(質問)とかでやるけど。『細かく知りたいのそこ』っていうところは意外とやらないんですよね」と多少説明はするものの、全く足りていないとコメント。すると、ライターの武田砂鉄氏も「だから、あのノート白紙だった説もあるんですよね。あの掲げてた岸田ノート‥」と岸田首相が「聞く力」の象徴としてアピールしたノートは実は白紙だったのではと語った。

すると竹山は「なるほど、立派な芸だな、タモリさん以来の」と皮肉を込めてコメント。武田氏が「聞く力」は自民党内の重鎮にだけ発揮されているのではと話すと、竹山も「かゆいとこ全然説明してくれないんだよな」と不満を語ったのだった。