俳優の木村拓哉が主演を務めたフジテレビのスペシャルドラマ「教場」が来年4月期の月曜9時枠“月9”に連ドラとして復活することが発表された。フジにとっては念願かなったキャスティングだが、フジは映画化も見据えているという。

「教場」は長岡弘樹氏の小説を題材に初の映像化したもので、警察官を目指す若者が通う警察学校の教室を舞台に、キムタク演じる白髪の教官「風間公親(きみちか)」を描く警察ミステリーだ。2020年と2021年にそれぞれスペシャルドラマとして放送され、大きな話題を呼んだ。

3作目となる今回は、風間が警察学校に赴任する前、新人刑事の教育係を務めていた時代が描かれる。昨年の「教場Ⅱ」でのラストシーンで、風間の右目の義眼の謎、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかになる。

ある芸能関係者は「フジテレビとしては2022年にも『教場Ⅲ』として連ドラをやりたかったのですが、放送枠などの条件面の折り合いがつかなく、そうしている間に、木村に他の仕事がはいってしまい、スケジュール上、難しくなった。フジテレビとしては今回は満を持しての作品となっているはずです」。

ただ、フジにとっては連ドラ化だけで悲願達成、ということではない。「映画化にしたいという希望は強くあるそうです。フジも『コンフィデンスマン』シリーズや『ガリレオ』シリーズなど様々な映画コンテンツを持っていますが、その中に『教場』シリーズも加えたいと鼻息荒いです」と同関係者。

話題は広がるばかりだ。