Hey!Say!JUMPの山田涼介の評価が大きく変わるか。山田が主演しているドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」(フジテレビ系)は視聴率こそ、いまひとつだが、二重人格をうまく演じ分ける山田の演技力が注目されている。
ドラマは、井龍一氏と伊藤翔太による同名マンガが原作。山田が演じるのは二重人格だと悟った大学生の浦島エイジ。そのエイジが「もう一人の自分」が殺人を犯しているかもしれないと真相を追い求めていくサスペンスものだ。
視聴率はスタートから4・5%と低い水準で、3%台をウロウロしてきたが、11月16日に放送された第7話では4・4%と上昇した。ある芸能関係者は「もともとスタートの時には過激な拷問シーンや暴力シーンが多すぎて、視聴者からは“見るに堪えない”とか“見るのがつらい”といった反応が多く、脱落する人が続出しました」。
それが数字にも表れてしまったようなのだが、物語が進むにつれて、様々な人間模様が複雑に絡み合った本格ミステリーへと様相を変えていった。山田演じるエイジの別人格“B一”が実は本当の人格だったなど、二重人格の秘密なども明かされていった。
「エイジという役柄は、かわいらしさや、ちょっと弱々しい部分を前面に押し出したキャラですが、この“B一”という役柄は父親の冤罪を晴らそうと奔走する鋭い雰囲気を持つキャラ。対極にいるようやキャラを一瞬のうちに使い分ける山田の演技には、『二重人格の演技がすごすぎる』と絶賛の嵐でした。それこそ、山田の適役はキラキラした王子様というよりも、こういうダークヒーロー的な存在なんじゃないかと思わせるほどです」。
視聴率が急に跳ね上がったのも本格的なサスペンスモノに変わり、山田の好演も影響しているようで「ドラマの展開の早さや、複雑に絡み合う人間関係をSNSなどで、リアルタイムで共有するのが楽しいという人が増えている。それが視聴率に表れているのかもしれません」(同関係者)。
同じフジテレビ系ドラマでは川口春奈主演、目黒蓮出演の「silent」が話題を独占しているが、終盤に向けて、山田のこのドラマも盛り上がっていきそうだ。
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