お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が29日、自身のツイッターでアイドルとファンの関係に言及した。

先ごろ、熱愛報道を理由にAKB48卒業を発表した岡田奈々に対して、ファンからは批判が殺到した。

村本のツイートはそれを念頭にしたと思われ、《アイドルがスキャンダルを起こして卒業するときに、失望だの、裏切られた、だの悲鳴をあげるファン。これまで散々、夢を見せてもらったくせに》とファンの痛いところを突いた。

その上で、《アイドルもファンも互いに最高の良い夢みてたんだから。何があっても最後は握手で終わるべきだ》と呼びかけた。

福井県生まれの村本は、NSC卒業後は、10回ものコンビ結成・解散を繰り返し一時的に「村本大輔ーズ」名義でピン芸人としても活動していた。

2008年に中川パラダイスとウーマンラッシュアワーを結成。2013年12月に開催された「THE MANZAI 2013」にて、ウーマンラッシュアワーとして優勝。たちまち売れっ子となりテレビ出演が増えた。

しかし、2017年には「THE MANZAIマスターズ」で社会問題ネタを披露。2018年ごろから活動の主軸をテレビから劇場での漫才に移行していき、テレビ出演が減少してしまった。

「近年では原発、米軍基地、朝鮮学校などの政治・社会問題・時事ネタに触れた風刺ネタをメインに行っているので、テレビではなかなかできないネタ。それを村本も分かっているうえで、まったく自分を曲げることがないので、売れたくて媚びる芸人が多い中、潔さが目立つ」(芸能記者)

村本は2021年時点で、将来的な渡米を視野に相方や吉本興業と話し合いを進めている。

昨年3月放送にBSトゥェルビで放送された、2年間、自身を密着したドキュメンタリー「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」が「衛星放送協会オリジナル番組アワード」のドキュメンタリー部門最優秀賞、グランプリを獲得。

2022年10月の東京国際映画祭で上映されたドキュメンタリー映画「アイ アム ア コメディアン(I am a Comedian)」(日向史有監督)で主役を務めた。

独自の〝お笑い道〟を突き進んでいる。