TBSで隔週日曜の深夜24時58分から放送している『ドキュメンタリー「解放区」』。切り口、テーマ、手法を問わず、令和の今と未来を感じるドキュメンタリー番組を目指す当番組では、12月18日(日)の放送で元プロ野球選手の斎藤佑樹氏を取り上げる。ディレクターはTBSアナウンサーの伊藤隆佑。スポーツアナウンサーとして学生時代から斎藤氏を15年にわたって追い続けてきた伊藤が、独自の切り口で“斎藤佑樹の今”を紡ぐ。
-「斎藤佑樹」って知ってますか?-
「ちょっと分からないです」(10代)
「学生の時、すごく好きでした」(30代)
「大学行かないで、すぐにプロに行った方が・・・」(60代)
甲子園のハンカチ王子に日本中が熱狂したあの夏から16年。2022年冬、街の声は様々だった。
昨年、11年間のプロ生活に別れを告げ、引退後に立ち上げた「株式会社斎藤佑樹」が12月10日(土)で1年の節目を迎えた。「“株式会社斎藤佑樹”って何する会社ですか? って、よく聞かれるんですけど・・・“野球未来づくり”をする会社で、その中での1つの夢は少年野球専用の球場を造ること」と想いを語り、1年間の独占取材の中では「まだ内緒なんですけど、こんなパース(完成予想図)を作ってます」と図面を示した。そして、球場建設の夢に繋がる11年前の東日本大震災、被災地の子どもたちとの知られざる絆とは。
なぜ自分の名前を会社名にしたのか? という問いに「この先も斎藤佑樹として勝負したかったから」と答えた彼は「斎藤佑樹」という名前にどんな思いを抱いているのか。「斎藤佑樹」という名前は過去の呪縛なのか未来への道標なのか。ハンカチ王子と呼ばれた男の過去と現在と未来を描くドキュメント。
■コメント
<ディレクター・伊藤隆佑>
2021年10月17日札幌ドーム。11年間のプロ野球人生に別れを告げた斎藤佑樹選手は、最後の1球を投じた後、マウンドで大きく溜息をつき何かから“解放”されたような表情を見せました。まさしくそれが『解放区』で斎藤佑樹さんを取り上げてみようと考えた理由です。企画・取材・編集・ナレーションの全てを自分で行い、44分40秒という長編ドキュメンタリーを作るのは 自分にとって初めての挑戦で困難の連続でした。ただ、多くの方の支えで完成まで辿り着きました。私自身もアナウンサーという職業から解き放たれた中での番組となりました。斎藤佑樹を知る人にも知らない人にも見ていただければ幸いです。
『ドキュメンタリー「解放区」』
12月18日(日)深夜24:58~25:58
https://www.tbs.co.jp/kaihou-ku/
(C)TBS
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