TBSでは、2023年1月13日(金)よる10時から、金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』がスタートする。
本作は脚本家・安達奈緒子が描く、完全オリジナルの“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。愛する人を突然失ってしまった主人公・相馬悠依を井上真央、魂だけになっても悠依をそばで見守る鳥野直木を佐藤健、死の真相を追う刑事でありながら、直木の唯一の媒介者として悠依に関わっていく魚住譲を松山ケンイチが演じる。

このたび、新たなレギュラーキャストとしてバラエティに富んだ面々の出演が発表された。板倉俊之、春風亭昇太、荒川良々、平岩紙が悠依、直木、譲と深く関わる人物を演じる。

板倉俊之が演じるのは、直木と深く関わる謎の人物・樋口昌通(ひぐち・まさみち)。お笑いコンビ・インパルスの特異な世界観を生み出すコント師として人気の板倉だが、同時に小説の執筆や舞台の演出など多岐に及んで活動している。TBSドラマ初出演となる板倉は、本作で深く関わる直木を演じる佐藤と初共演となる。樋口は一体どのような人物なのか、そして魂となり現世を彷徨う直木とどのようなかたちで関わっていくのか・・・。

悠依と直木が出会うキッカケとなった2人の里親・広田勝(ひろた・まさる)を演じるのは春風亭昇太。落語家としてお茶の間の人気を博す昇太は、日曜劇場『下町ロケット』(2015年)や『DCU』(2022年)などの数々のドラマをはじめ、映画や舞台にも多く出演するなど俳優としても幅広く活躍している。穏やかな性格で子どもたちに愛情を注ぐ勝だが実は秘密があり、それが後に悠依や直木そして譲をも巻き込んでいく・・・。

直木が任されている洋食店「ハチドリ」のオーナー・池澤英介(いけざわ・えいすけ)役は荒川良々。名バイプレイヤーとして数多くの映像作品や舞台に出演し、昨年放送の金曜ドラマ『俺の家の話』ではクセのある介護支援専門員をコミカルに演じた。今回演じる英介は洋食店を営んでいるものの料理はできず、調理関係の全てを直木に一任している。直木が開いている「こども食堂」にも協力的で、悠依のことも快く思っている。そんな中突然姿を消した直木を心配している・・・。

平岩紙は、松山演じる譲の姉・魚住叶恵(うおずみ・かなえ)を演じる。確かな演技力でドラマや映画などに引っ張りだこの平岩。昨年は『俺の家の話』『リコカツ』と2本のTBS連続ドラマにレギュラーキャストとして出演している。そんな平岩が演じる叶恵は、霊媒体質を持つ特別な家系の中でその力を継承し、千年続く実家の寺を継いでいる。弟の譲のことを気にかけていて何かとアドバイスしており、譲も頼りにしている。

この4人が物語を盛り上げる。はたして今後のストーリー展開に大きく関わるキーマンとなるのは誰なのか?

幼馴染だったが、大人になってから偶然再会し、改めてお互いを運命の相手だと確信した相馬悠依と鳥野直木。
運命のいたずらなのか・・・悠依にプロポーズしようと心に決めた矢先、直木は不可解な事件に巻き込まれ突然悠依の前から姿を消してしまう。
悲しみに暮れながらも直木を懸命に探す悠依だったが、実は直木は自分が死んだとわからないまま魂となって現世をさまよい続けていた。自分の声が悠依に届かず、何かがおかしいと不安を感じている彼の前に現れたのは、唯一直木の存在を認識できる刑事の魚住譲。直木は譲に、自分の言葉を悠依に伝えてほしいと頼むのだが・・・。一番愛している人にきちんと「ありがとう、さようなら、愛している・・・」を言えないまま別れることになってしまった直木は、その“思い残し”を果たすことができるのか・・・。
悠依、直木、譲、この3人が関わり合いながら、“当たり前のことは、決して当たり前ではない”というメッセージを伝えると共に、“その当たり前がどんなに愛おしくかけがえのないものか”を改めて訴えかけるオリジナルストーリー。
誰もが、一番愛している人にきちんと「さようなら」を言えないまま、お別れすることになりませんように・・・。全人類にとって未曾有の事態となった現代。大切な人には今の気持ちを精一杯伝えたい――。

いろいろなことに押しつぶされそうになっているすべての方々に贈る、人生の応援歌
“フレフレ! 私たちのかけがえのない毎日!”
 
突然の死によって、運命が引き裂かれてしまった悠依と直木。そして2人を繋ぐ唯一のよすがである譲。
数奇な運命に翻弄されながらも、奇跡を起こそうとする3人の姿を中心に脚本家・安達奈緒子が描く、完全オリジナルの“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。実力派俳優たちが、大切な人を想う心の機微を紡ぐ2023年1月13日(金)スタートの金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』に期待したい。

■コメント
<樋口昌通役・板倉俊之(インパルス)>
ドラマ出演のお話をいただいたのが久しぶりすぎて、はじめは嘘なんじゃないかと思いました。コントで演じるキャラクターは極端に振っている演技が多いので、実際の自分に近い役を演じるのはかえって新鮮です。
そして、現場に車で行けるかどうかが気になりました。車中泊仕様に改造している自分のハイエースをドラマの撮影現場で活用するのが夢なんです!
クランクインは佐藤さん、松山さんと同じシーンでしたが、やはりスター俳優でした。僕はセリフがなかったので、間違えたらどうしようという不安もなく最適なシーンでした(笑)。
まだ現段階では最終的にどうなるか分かりませんが、感動の作品になると思います。第1話は僕が出ているシーンを探す「100万回 言えばよかった~板倉を探せ~」という見方でも楽しめると思います(笑)。ぜひ楽しみにしてください!

<広田勝役・春風亭昇太>
なぜかTBSさんに呼ばれると悪役が多いですが、今回はどうなんでしょうか(笑)。いい人を演じる準備はできており、役作りとして咲いている花を見たら愛でたり、子犬や赤ん坊を見たらいつも以上にかわいいと思うようにしています(笑)。
クランクインは緊張しましたが、畑でのシーンだったのでずっと農家さんに野菜をどうやって食べたらおいしいかという食の質問をたくさんしてしまいました(笑)。
まだ全貌は分からないですが、スタッフさんの雰囲気がすごくよく、楽しい撮影になりそうです。いい作品になると思いますので、ぜひご覧ください!

<池澤英介役・荒川良々>
クランクインしたとき、スタッフさんの中に何人か見知った顔がいたのでとても安心しました。(プロデューサーの)磯山さん、(演出の)金子さんとは『俺の家の話』でご一緒しましたが、あれから2年くらい経つのかと思うと、時が経つのが早いですね。またご一緒できてうれしいです。
ストーリーや、僕自身の役柄がこれからどうなっていくのか分からないのでとても楽しみです。一生懸命、切磋琢磨してスタッフの方々とおもしろい作品を作ろうとしていますので、ぜひご覧ください。

<魚住叶恵役・平岩紙>
磯山さん、金子さんと『俺の家の話』ぶりにまたご一緒できることがとても嬉しかったです。前回から期間がそこまで空いていない中、お声掛け頂けて、いつもながら凄く楽しみにしていました。
台本がオリジナル作品なので、今後の展開が気になりつつ、ファンタジーもあり、ミステリー要素もあるので小説を読んでいるようで楽しみです。
私も幽霊を信じていて、「見えそう」とよく言われるのですが・・・霊媒師役は意外と初めてです(笑)。生まれ持ってそのような力があって、普通に生活しつつも幽霊の世界と通じ合っていて・・・そこまで意識せずに幽霊のことも温かく見ているような人物を演じられたらと思います。
まずは第1話を見ていただきたいです! 出てくる人たちがみんな愛らしくて応援したくなるような人たちで、きっと先がどんどん気になると思いますので、一緒に最後まで見届けてくださったら嬉しいです。

金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』
2023年1月13日(金)スタート 毎週金曜よる10:00~10:54

(C)TBS