北川景子が主演を務める2023年1月クールドラマ「女神(テミス)の教室」(フジテレビ)に出演中の女優・南沙良(みなみ・さら/20)。南は本作が月9初出演となり、第1話からインパクトのあるキャラクター性が話題になっている。

南が演じるのは、他人にも自分にも厳しい性格のしっかり者・照井雪乃(てるい・ゆきの)。検事を目指す彼女は、他の学生ともドライに接し、距離を置いている。合理的な藍井の授業に比べ、効率の悪い授業を展開する柊木に対して、強く反発する照井だが、過去のある出来事から、凝り固まった正義感を持っていて…。

※以下、ネタバレあり

第3話で取り上げられた「模擬裁判」の事案は「黙秘権」について。南沙良が演じる照井は、前田旺志郎さん演じる桐矢純平とチームを組むことになる。二人は「黙秘権」の否定派として、桐矢から「証拠を得るためにも黙秘権はなくすべき」と述べるが、賛成派から「刑事裁判において中心となる当事者はあくまで加害者である被告人である」「加害者をないがしろにするのは人権侵害になる」と言い返され、口ごもってしまう。そんなとき、賛成派の発言に耐えきれなくなった照井は、「そもそも黙秘権は行き過ぎた加害者養護であり理不尽を生む誤った権利」「加害者には被害者が受けた同等の苦しみかもしくはそれ以上の罰が与えられるべき」と両手を振りおろして机をたたき、感情的に発言をする。今回の模擬裁判のジャッジメントを担った藍井(山田裕貴さん)からは「説得力という面では否定派の勝利」と結果を告げられるが、同時に「極めて感情的であり、弁論とはいえない」と指摘を受けてしまう―――

第3話では照井の「どんなときもブレない芯の強さ・クールさ」に加えて、それを上回るほどのインパクトを感じる「感情的」な一面も見られ、更に彼女の“心の内に秘められた謎”が深まった回となった。彼女の過去に一体何があったのか。
今後の展開も、見逃せない。

<新米教員・柊木と、個性豊かなロースクール生たちが織りなす、「人」を知るための授業!>
本作は、裁判官で実務家担当教員の主人公・柊木雫と彼女を取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問うリーガルエンターテインメント作品で、裁判官や検察官、弁護士などの“法曹界”を目指す学生たちが通う法科大学院、通称・ロースクールが舞台となる。青南大学法科大学院に派遣教員としてやってきた柊木は、教員の藍井仁(あおい・じん、山田裕貴)と5人のロースクール生たちに出会う。しかしそこで、目先の“司法試験合格”のみを目指すロースクール生の姿を目の当たりすることに。藍井をはじめ教員側は学生に司法試験のノウハウを教えることにしか興味が無く、学生側も単位が取りやすい授業を履修しながら試験の対策になることしか求めていなかった…。そんなロースクール生の前に、「人を知らなければいい法律家にはなれない」という信念を持つ柊木が登場し、授業は一変する。柊木による、法の教科書には全く載っていない「人」を知るための授業を通じて、学生たちはさまざまな気づきを得ていく。

◆『女神の教室~リーガル青春白書~』
(読み:テミスのきょうしつ)
2023年1月スタート 毎週(月) 21時~21時54分

(C)フジテレビ