加湿器は、空気を加湿して快適な室内環境を作るための便利なアイテム。湿度を適切に保つことで、風邪予防や肌の乾燥を防ぐ効果にも期待できます。とくに乾燥しやすい冬は重宝しますよね。ただし、正しく使わないと逆効果になってしまうことも。そこで今回は、加湿器の上手な使い方と注意点をご紹介します。
○加湿器はどこに置けばいい?
加湿器の効果を十分発揮させるためには、部屋の広さに合った商品を選ぶことが大切です。設置場所は部屋の真ん中が理想。水蒸気が部屋全体に均一に広がるため、効率よく加湿できます。
水蒸気の吹き出し口を床から30cm以上離すのもポイントです。暖かい空気は上に流れ、冷たい空気は下にとどまる性質を持っているので、加湿器が床に近いとセンサーが湿度を高めに判定し、加湿量を自動で抑える可能性があります。また、結露の原因になるので、家具からは10cm以上離しましょう。
○加湿器を使うときの注意点は?
・水をつぎ足さない
加湿器の水はつぎ足すのではなく、毎回清潔な水に入れ替えることが大切です。そのまま使っていると、雑菌が繁殖し、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
・水道水を使う
浄水器を通した水・井戸水・ミネラルウォーターなどを使うと雑菌繁殖の原因となるためNGです。商品に特別な記載がないかぎり、水道水を使ってください。
・こまめに掃除する
清潔さをキープするためにはこまめな掃除がマスト。タンクやフィルターが汚れていると、カビや雑菌が発生するので注意しましょう。どの加湿器も掃除の手間はかかりますが、できるだけ楽に済ませたい人は、お手入れする部品数が少ない商品を選ぶのがおすすめです。
・寝るときはオフにする
夜寝るときは電源をオフにするのが基本。室内で快適な湿度は40~60%とされています。暖房を消して就寝する場合は、加湿器をつけっぱなしにすると湿度が高くなりすぎて、カビが発生することもあるので覚えておきましょう。
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