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手足から冷え症の症状が出やすいのは、心臓からの距離が遠いためです。
足は重力と逆向きに心臓へ血液を送らなければならないので、冷えの初期症状は足からくることが多いです。
ふくらはぎの筋肉は第二の心臓とも例えられ、足から心臓へ血液を巡らせている重要な部分。
運動することによって、ふくらはぎは足から心臓までの血管のポンプ役を果たします。
冷えに強い身体作りのためには、筋肉を鍛えることが肝心。
人は糖・たんぱく質・脂肪等の代謝によって、筋肉を動かすことで体内に熱が生まれます。
体内の筋肉量を増やすことで、体内の熱が安定し冷えに強い身体に。
十分なエネルギーが摂れていない、過度なダイエットが冷えの原因になっている可能性もあります。
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筋肉を増やすなら、足を中心に鍛えるのが足の冷え対策におすすめです。
運動不足が冷えの原因となっている場合は、効果的な改善策です。
人の筋肉は下半身に集まっているので、足腰を鍛えることで冷えの長期的な改善に繋がります。
一般的に基礎代謝が高いと、冷え症になりにくい身体になるでしょう。
また、筋肉量の割合によって男性と女性を比較すると、女性の方が冷えを感じやすい体質となっています。
女性ホルモンの分泌量が乱れることによって、冷えを促す結果に繋がってしまうことも。
卵巣のホルモン分泌量を、脳の視床下部が補おうと働くことで女性ホルモンの乱れが生じます。
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一時的に冷えを緩和したいなら、ゆったり入浴するのが良いでしょう。
ふくらはぎを重点的に揉むのも、冷えに効果的です。
足首を緩く掴んで膝関節の方へ、ふくらはぎに溜まった血液を上半身に押し上げるようなイメージでマッサージしましょう。
足先のマッサージも血行促進になり、冷えを緩和することができます。
足指をつまんでぐりぐりしたり、土ふまずやかかとをグーで揉みほぐすようにマッサージするのがおすすめ。
自分でマッサージするときは足を組んで座り、片足の裏が自分の頭に向くようにするのが楽な体勢です。
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